こんにちは~あしんです。
上海、やっと気温下がり、涼しくなりましたね。
ここ一か月ほど職場からの帰宅はなるべく徒歩にしているのですが(自転車乗るぐらいでは痩せないので 笑)、今日はかなり歩きやすかったです。
目次
そうだ、私は街歩きが好きだった
以前ブログ記事にしましたが、

あしん、この夏はメンタルボロボロで。
おかげさまで心療内科は卒業しましたが、漢方治療は継続中です。あるとき主治医の藤田先生から
「これから趣味の世界を広げた方がいいと思いますよ。歩いてみたらどうでしょう?」
と勧められました。
そう、私本当はめっちゃ上海の街並みが大好きなんです。
それが高じてトークショーも開いたときもあったりで
↑昨年冬に開いたトークショーのチラシデザイン。なつかしー
いろんな上海の味のある景色を歩いては記憶と記録に残して楽しんでました。
↑1925年築の弄堂(旧時の集合住宅)
↑弄堂の内部。これは門構えが石枠・黒塗扉の「石庫門」です。
↑こちらは今は集合住宅になっているかつての洋館入口。セメントタイルの模様が美しくありません??
そうだ、私は古い街並みが好きだっだ。ボロボロの心になってしまい、上海街歩きの楽しさを感じられないほどの精神状態にまで落ちてしまったけれど、前は本当に好きだったんだ。
旧建築リノベスポットにある「三月珈琲館」へ
あの時の感覚がまた戻って来たらいいな~と、時間がちょっとできたときにトコトコ歩くことに。
目指したのは前から目をつけていた「三月珈琲館」というカフェ。
口コミサイト「大衆点評」で見た雰囲気が素敵で、いつかここでまったりしたいのう~と思い、ずっとブックマークしていました。
↑口コミサイトでの店内の写真。素敵ですよね~!
身体を動かすことも大事なので、中山公園駅より徒歩で歩くことに。1kmちょっとの道のりです。
カフェのある場所の前身について
このカフェは「湖絲棧創意園」という、古い建物をリノベーションしたクリエーティブパークの中に建っています。
「湖絲」とは浙江省湖州を原産とする絹糸のこと。古くよりこの地は良質の絹糸を産出していました。
1874年、ここに浙江省湖州産のカイコ繭玉の加工場と倉庫からなる「湖絲棧」が作られました。上海でも最も早期に建てられたカイコ加工場です。蘇州河のほとりにあり、水運で湖州から繭玉を集めたり、加工品を運ぶのに好都合な場所でした。
1930年代に入り化繊の台頭により絹糸産業は打撃を受け、「湖絲棧」は閉鎖しました。その後跡地は工場として利用され、2004年にリノベーションを施し再オープン。旧建築にはデザイン設計事務所などが入居しています。
見えてきた!1910年代築の建築
蘇州河を左手に万航渡路を歩いていくと、
見るからにあしん好みの古そうな建物が!カフェはこの建物にあります。
上海市優秀歴史建築のプレートがあります。この建物は1910年築とのことです。
いよいよカフェへ
建物内に入り、2階へ上がります。
レンガの壁、木造の階段・・・いちいち古さを感じさせる。うーん。味わい深い。
そしてカフェの入り口に着いたらばびっくり
なになにこのレトロ家電!二層式洗濯機!このグリーンの色合い!懐かしすぎて萌える。笑
ひなびたまったり感がたまらない
店内景色
なんなんでしょう。このどこか友人の実家に来たかのような、ひなびたまったり感・・・・
私が座ったまんまの目線ですとこんな感じ。
注文したラテ。
コーヒーお茶類だけでなく、パスタなどお食事メニューもあり。
あとはひたすらまったりまったり・・・
時折きままなネコちゃんがひょっこり現れたりしました。
窓の外は・・・
この辺りは再開発計画が進行中。何年も前に一帯の住民は立ち退き、この地にあったバラックは取り壊され、今は緑がこんもりとしています。
私昔、上海に住み始めて間もなくの頃、取り壊しが始まったばかりのこの辺りを歩いたことがありました。
2014年撮影の写真です。当時はよく状況がわからず、「え??なんなん??ここ・・・」と驚くばかりでしたね。
その時のバラック取り壊しの印象がとても強くて、百度地図で過去の様子を調べてみたら、こんな写真を見つけました。路上市場ですね(2013年秋)。
ただひたすらまったりまったりして、気づけば帰宅時間。
夕日で気力チャージの仕上げ!満足して帰宅
お会計を済ませて帰るときには蘇州河に沈む夕日が見えました。
入口近くは窓がなく、元々暗めな席なのですが、夕刻になりさらにムーディ空間に。ここ、夜お酒出したりしないのかしら・・・。
気力チャージ完了!満足満足な気持ちでお店を後にしました。
■三月珈琲館■
万航渡路1384弄12号湖丝栈创意园区1号楼2楼(近华阳路)