こんにちは~あしんです。
なんだか上海ずっと暑いですね・・・。
そして北京では雪の予報が出ている?!とかで。
もう夏はけっこうです、お引き取りください、と空に叫びたくなります。笑
目次
六斤、歯科矯正を希望する
このブログでもちょくちょく登場している上の子・六斤。
もう12歳になりました。背もすっかり私と変わらなくなって。
ああだこうだくだらないネタでおしゃべりも楽しめるようになってます。
自分の外見も気になるお年頃。
数年前より「歯並びを直したい」と言われていました。
六斤には八重歯があります。
私にもあるので遺伝っぽいのですが、六斤はこれがとても気になると・・・
調べたらこちらの矯正歯科の費用もけっしてお安くはなく。
2~3万元(34万~52万円)くらいかかるようです。
いつか日本生活する時に矯正する?と話していたら、このコロナ禍でなかなか帰国もできず。
六斤は歯並びが気になり、最近は時に口元を隠しながら自撮りしていたりもするし。
どのみち日本に住んでも矯正は自費支払いだしな・・・
コンプレックスになって思い悩むくらいなら解決しちゃえ~
とばかりにこの夏休みから歯科矯正スタートしました。
この夏から歯科矯正に通う
六斤クラスメイトで夏休み中に歯科矯正した子はもう既に矯正ワイヤー巻いたりしているそうなのですが、
六斤は先に虫歯治療が必要だったのと、治療計画に私がびっくりして帰ってしまったことで、矯正治療のスタートがちょっと遅れました。六斤は今抜歯が済んだところです。
私の素人目には六斤の歯並びはそれほど悪いものとは思っていなかったのですが、
矯正歯科で詳しく型どり、カメラ、レントゲン、CT写真を撮った結果
八重歯だけでなく、
アゴの大きさに比べて歯が大きい、
そして口がけっこう前に出ていることが分かりました。真横写真で見たら「あれ!」と思うほどです。
歯科医によると「幼児期に鼻炎ありましたか?口呼吸していると出やすいですよ」と。
あーたしかに六斤は昔鼻水ズルズルがすごかった。
抜歯4本に釘を刺す!?治療計画にびっくり
そして歯科医は六斤の治療計画を説明しました。
歯科医「矯正ワイヤーをつける前に4本抜歯します」
4本!?健康な歯を4本も抜くの?!
歯科医「そして『釘』を刺します。」
と説明しました。
釘?あー矯正ワイヤーの歯の一本一本につける金具のことかな?と思ったら
「このお母さんわかってないな」という表情をした歯科医が歯の模型を持ってきて、「釘」と言いながら歯茎を指さしました。
↑こんな感じの模型で説明されました。画像ソース
(白矢印と丸印はあしん追加)
確かにその模型の歯茎には小さな釘がさしてありました。
ええーーーーこんなの刺すの?!
あしん「こんなの刺して痛くないですか?」
歯科医「刺した後数日は痛みがあるかもしれませんが、多くの人は違和感を感じる程度です。刺すときはもちろん麻酔をします。」
あしん「抜歯しない、釘を刺さないでの矯正治療はできますか?」
歯科医「要望に沿う事はできますが、期待する治療効果を得られる可能性が低くなります。矯正治療をしますか?」
あしん「また時間をかけて考えさせてください」
先生、12歳の子になんてご無体な・・・とその場を去ったわけですが・・・
六斤から大クレーム
帰宅後、六斤から大クレーム入りました。
「なんでママはあの時帰ったの!私抜歯して釘打っても全然いいのに。
歯並びが悪くて悩むのはママじゃなくて私なの!!」と。
あしん「えー、歯抜くの痛いよ、健康な歯だし。釘だって・・・」
六斤「私がいいって言ってるのだからいいの!歯科医に治療始めると連絡して!!」
マジか。
あしん「ファイナルアンサー??」
六斤「大丈夫!」
矯正治療が正式に開始
というわけで矯正科を再診し決意を伝えました。
この歯科のシステム上、抜歯は同じ歯科医院にある「口腔外科」でしないといけないとのことで、その予約をして帰宅しました。
また抜歯にあたり、つける器具があるとのことで、上あごに金属の器具をつけました。
抜歯当日にハプニング
そして抜歯当日。
それまで私も悩みました。
「娘の健康な歯を抜く。娘が痛みでつらい思いをする抜歯予約をする。」ことへの罪悪感でいっぱい。予約をしたことすらつらい。
六斤も抜歯の日が近づくにつれて、緊張しています。
動画サイトで同じような経験をする人の話を読んで心の準備はしていた模様です。
六斤クラスメイトも矯正始めた子がいるとはいえ、4本抜歯はクラスで最多だったそうです。
口腔外科に到着。患者の数は多い感じがしたものの、なんと拍子抜けするくらいすぐに名前が呼ばれました。
診察台にて「抜歯に来た」と歯科医にカルテを出すのですが、
「主治医の許可は取れていますか?レントゲン写真のID番号は何ですか?」
と予想もしなかった質問が。
あしん「主治医から言われて抜歯に来たのですが」
歯科医「でもこのカルテには主治医が抜歯を許可する、という文もサインもないですよ。これは必須です。」
え、なんで主治医はそんな文もサインもしてなかったんだろう。
ローカル歯科医院のルール!カルテは自分で印刷する
あ、もしかしてカルテを私まめに印刷してなかったから??
この歯科医院ではカルテは患者が診察後、病院のシステムにつながれているプリンタで印刷しています。
↑こちらが受診の際に必携のカルテ。初診時に受付でゲットできます。
↑中はこのようになっています。この印刷は各診療科でやってくれたりくれなかったりで。
虫歯治療の時の「児童歯科」では診療科で印刷をしてくれることが多かったです。矯正科はどうも自分でしないといけなかった模様。
ここ数回の受診の際、私は印刷をしなくて病院を後にしていました。
あーあの印刷機、こういう時に使うんだ!
とやっとこの時になり分かりました。
あしん「でも私は主治医からそういう説明を一切受けていなくて・・・」
歯科医「受けていなくてもこれはルールですから。抜歯の基準を満たしていないので今日は抜歯できませんよ。2階の矯正歯科にいって確認してきてください」
ええー・・・ここまで来たのに。覚悟して来たのに。
そして矯正歯科へ行き、受付で事情を話すと
なんであなたそんな長期間カルテ印刷してないんだ
今日は主治医来てないよ。サインできないよ。
と、言うではないですか!
え、ちょっとあの先生そんな話してくれなかったし、第一カルテの印刷がそんなに大事って分からなかったんですけれど!!
今日、子供は学校を早退してきているんですよ。時間を無駄にしたくないんです!
とゴネゴネゴネゴネ・・・
抜歯の条件揃う
結局受付の人が、お休み中の主治医に連絡して事情を話し、「確認、了解がとれた」とカルテを印刷して主治医のハンコを押してくれました。
ありがとうございます・・・これから診察終了後に必ずカルテは印刷します・・・
さっき断られた口腔外科に行き、抜歯担当の歯科医に「主治医の確認とれました」とカルテを見せると
ふーんってな感じでカルテを確認し、「はい、では抜歯しましょう」
「合計4本抜歯とのことですが、今日は最大2本抜けます。2本抜きますか?」
えっ、今日で一気に2本?!その心づもりなかった
六斤に聞くと「2本抜歯OK」とのことでその旨を歯科医に伝えました。
抜歯開始
歯科医「ではお母さん、廊下に出てください」と私は廊下へ。
ドアはガラス張り。廊下から中をのぞくと、歯科医と六斤がしばらく話し込んでます。何話してるんだ・・・
そして抜歯が始まりました。
六斤、診察台で涙を拭いています。おお、それは怖いよね・・・
抜歯は進み、トレーに血濡れの抜いた歯が置かれましたが、思わず顔をそむけてしまいました。
大丈夫か、六斤・・・
抜歯終了
10分ほどして抜歯2本を終えた六斤が出てきました。
顔は特に腫れてなかったです。
「大丈夫?」と聞くと「大丈夫」と。麻酔も効いていて痛くないと。
でも数時間後には痛くなるんでしょー。心配・・・。と内心思ってました。
気になる話の内容は?
ふと抜歯前に六斤と歯科医が話し込んでいたことが気になり、六斤に「さっき話し込んでたけどなんだったの?」と聞くと
「お母さんに無理やりに抜歯に連れて来られたなら、ここで抜歯中止できるけどどうする?と何回も聞かれた」
と言うではないですか!
へぇ、すごいしっかりしてる。と感心しつつ、
もしかして、あの歯科医は私を娘の抜歯に必死な非情な母親と思っていたのか・・・とちょっと思ったりも 笑
2本抜歯の意向確認も、六斤と私は日本語でやり取りしていたので、歯科医には内容を知る由もないですし。
全部六斤の自由意思によるものなのになー
むしろ私は全力で六斤の抜歯には心配で反対してたんだけれどなー
とブツブツ。
抜歯後は30分間廊下で待つきまりになっていましたので待つ私たち。
すると抜歯した歯科医が私たちに近づき、スマホを差し出し
「熱すぎるものを食べさせないでください」という日本語音声を聞かせてきました!
「これは抜歯後、とても重要なことです。傷の治りに影響しますので守ってください」と。
わわ、この人とても親切・・・とちょっとうれしくなりました。
帰宅後の六斤
帰宅後、六斤は痛みを忘れる為、ひたすら楽しいYoutube動画を見、「歯が痛くなってきた」と言ったものの、8時半頃に寝ました。
翌朝、激しい痛みはないとのことで。
傷口を見たらオーノーなんとおいたわしい・・・というような感じでしたが、お粥を普通に食べれてました。
抜歯翌日午後には粗方の痛みはひいたとのことで、普通の食事をしていました。
回復が早くてびっくりしました。
その次の週にまた2本抜歯だったのですが、今度は余裕も余裕
抜いた歯の写真を撮り、抜歯直後の自撮りまでしてましたYO!
抜歯代は4本合計 1,433.2元(約24,300円)也
もう矯正治療に関しては、「こんなもの」と心を無にして支払う事にします 笑
「4本も歯を抜いたから、歯茎に釘を打つのなんて何ともないはず」
と妙な自信もつき、治療計画通り釘も打つそうです。
矯正ワイヤー掛けは来週の予定。痛くないかな?大丈夫かな?私はドキドキしてます。