1歳半健診を受けて感じた違和感から発達外来へ~その④

1歳半健診を受けて感じた違和感から発達外来へ~その①
久々のブログ更新です。 ここ1か月近く、かなりハードでした。その理由はもうすぐ2歳になる下の子・豆豆。1か月の苦闘の末、ようや
1歳半健診を受けて感じた違和感から発達外来へ~その②
前記事の続きです。この記事からお読みの方は必ず、前記事を読んでから続きの記事を読んでください。 夫に伝える。 阿財に豆豆の様子が
1歳半健診を受けて感じた違和感から発達外来へ~その③
こちら、2記事の続きです。初めての方は前の記事を読んでからその③を読むようお願いします。 医師は検査結

発達外来を受診以降、私はそれこそ熱心に豆豆に話しかけ、関わるようにしました。

今PCを開くのは豆豆のお昼寝の時限定。今もそう。ケータイやタブレットも極力豆豆の前では使用せず、豆豆との交流に努めました。

でも・・・必死の働きかけをした最初のうちは・・・

豆豆とはなかなか思うように目線も合いません。指差しも出ず。

段々と私も焦るようになりました。

どうなっていくんだろうと不安でした。

ちょうど発達外来を受診後のタイミングで日本から友人が来、豆豆連れて会ったのですが「ほんとだ!豆豆とは目も合わないし反応も薄いね」という感じで。

他にも一か所にじっとせず明後日の方向に走っていくとか、大声をあげるクセが豆豆にはあるので、これまで外に連れ出すのも大変。でもこれで外出を控えていたらますます豆豆は自分の世界に入っていくし、人とコミュニケーションを取るのも難しくなっていってしまう・・・。

その危機意識から医師から言われたことをあきらめずせっせとしました。

目次

来る日も来る日もトレーニング

↓ここで言われたことです。

1歳半健診を受けて感じた違和感から発達外来へ~その③
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頭のツボ刺激

頭のツボを刺激するべくクシ(プラスチックでなく、木か水牛の角のクシ。中国では簡単に入手できる。)で髪の毛をとかす。

ナツメトレーニング

お椀を2つ用意しして片方のお椀にナツメを数えながら入れていくナツメトレーニング。

ナツメトレーニング写真の連投で見飽きたと思うので写真はこれくらいにしておきます。ぜひともBGMは「ロッキーのテーマ」で。笑

ナツメやお皿をぶん投げてしまったり、甘い匂いがするナツメが食べられる物だと分かったら「食べさせて」アピールがすごくてトレーニングどころじゃなくなったり。

積み木トレーニング

積み木をできるだけ多く、高く積めるように促す積み木トレーニング

積み木は最初全然ダメでした。考えてみると、我が家にある積み木と検査で使った積み木の種類が違うんです。

検査で使ったのは単純な立方体でしたが、我が家にあるのは色んな形のものでした。なので積む難易度が高かったのです。

そのため南京路のおもちゃ屋へ行き、積み木を立方体のシンプルなものに買いなおし。

実店舗へ足を運んだのはすぐに買いたかったからです。ほんとこの時焦ってました・・・。

励まし励まし、手を添えて何度も何度も。できないとかんしゃく起こして嫌がるのでそこを褒めてなだめて・・・。

連日のトレーニングの結果、豆豆の年齢相当の目標個数である4個を超えて積めるように。春節の義実家里帰りの際も積み木を持って行き、積ませてました。

調べると、積み木を積む能力と言うのは「感覚統合」という重要な能力が必要になってくるんだそうで、積み木の世界も奥が深いのです。発達検査の項目に入るのも納得・・・。

その後、豆豆は元から家にあった複雑な形の積み木も積めるようになりました。

言語能力向上のために

そして病院で一番遅れていると判定された豆豆の言語能力。検査時で判定された豆豆の言語能力は9か月相当。約1年遅れているのです。確かにその9か月でしたら通常は指差しはまだ出ない時期。なのでこの結果には納得ではあるものの、豆豆の実年齢とのギャップがあるため、実年齢相当に引き上げる努力をしていかなければなりません。

指差しをしてほしい!

発達外来を受診した際、豆豆は一切指差しをしませんでした。指差しは発語の一歩手前の段階。お子さんの「言葉が遅い」とお悩みでも、指差しができていればとりあえずは心配しなくていいくらい大事な動作なんです。

言葉の発達の為には、指差しが自然と出るようになってほしい。

私が豆豆との普段の交流で指差しを意識的に多くしていくことはもちろんですが、ネットでいろいろ調べ、指差しをうまく促すヒントがあるんじゃないかと読んだのがこちらの本。

この本の中で紹介されていた指差しの働きかけ方法をずっと続けました。

日系クリニックへ行った際、大好きないちごのケーキが表紙にある雑誌を指さし始めた時は「おおっ」と光が見えた気がしました。

うれしくて写真撮りました。

指差しにも要求、指示、共感と種類があること、今回初めて知りました。指差しは本当に大事な行動です。

今では家の中やベビーカーを押して外へ出ると豆豆は指差しをし、「見て見て!」や「これ取って」「これ何?」の意味での指差しをしています。

言葉の前段階の指差し。

六斤史上「一番勉強しなかった冬休み」

ここまでの道のりは本当に手探りで、希望があると信じてし続けました。

夕方に来るアイ(お手伝いさん)に「ちょっと最近豆豆の様子がおかしくて・・・」と打ち明けると、「実は豆豆の反応や表情の乏しさが気になっていた」と言われ、「もう阿信は家の事は一切しなくて豆豆にいっぱい関わってあげて。私の仕事は多少増えても問題ないから」と言われ、それに甘えてとことん。

ちょうど六斤の冬休みの時期。もう六斤の勉強はそっちのけで、親子教室があればでかけ、何もイベントがなくても豆豆への刺激になるよう外にどんどん出ていました。今年の冬休み、六斤にとってはかなり遊んだ冬休みで、冬休み終盤は宿題を終わらせるのもヒイコラでした。笑

私は今回のことで痛感しました。一番大事なのは勉強の成績じゃなくて子どもの笑顔なんだと。六斤は冬休み前の期末テストの時、連日23時就寝で宿題をがんばりました。ゆっくりできるときにはとことんゆっくりさせるべし。

近所の親子教室に参加したときの写真。この時期の豆豆は内にこもっていてしっかり座ることもせず、すぐに脱走。粘土遊びも手遊びもダンスにも参加せず、唯一シャボン玉遊びにだけ反応してました。帰宅して母にチャットで泣き言を言うと「シャボン玉に反応しているなら見込みあり。」と言ってもらえました。やっぱ母ってあったかいわ。

変わってきた豆豆

日中は主に外で刺激を与え、帰宅したらナツメや積み木のトレーニングしたり、とにかく構って声掛けて遊んで・・・

それで豆豆の様子が少しづつ変わっていきました。

一時期しずらかったアイコンタクト、今ではきちんと目を見てコミュニケーションをとれるようになりました。表情も豊かに。

医師は変わるまで3か月と話していましたが、診察から1か月強経った今、友人からは「豆豆問題ないよ!」と言われるほどに。

なんと、「こんなに豆豆は普通そうなのに『問題がある』といつまでも言っている阿信に問題があるのでは・・・阿信が病院へ行ったら?」と言うパンチのある冗談も出るようになりましたよ。(こういう冗談好き)

必死の働きかけの効果が出てくれてよかったです。あきらめずに続けるのがいいんですね。今の豆豆とは以前よりも意思疎通がしやすくなってきました。

ただ、一度医師から言われた「自閉傾向」という言葉はきちんと受け止めないといけないと思っています。

阿財に、この医師から言われた「自閉傾向」は、一時的なものなのか?それとも日本で言われているような「一生続く傾向」なのか確認しましたが、その点は不明とのことです。

まだ豆豆の問題は全解決したわけではなく、気になる「問題行動」も見受けられます・・・。投げ癖とか落ち着きのなさとか大声をあげるとか。また、今できていることがその後退行することもあるかもしれない。これからも豆豆の行動への注意を怠らず、発達を促すような働きかけをたくさんしていこうと思っています。

とはいえ、豆豆はかわいい盛りの時期であることも事実なのでこの時期のかわいさを楽しみつつやっていこうとも思っています。

4回にわたるブログ記事を読んでいただきありがとうございました。