1歳半健診を受けて感じた違和感から発達外来へ~その③ - Axin(あしん)の日々徒然 in上海

1歳半健診を受けて感じた違和感から発達外来へ~その③

こちら、2記事の続きです。初めての方は前の記事を読んでからその③を読むようお願いします。

1歳半健診を受けて感じた違和感から発達外来へ~その①
久々のブログ更新です。 ここ1か月近く、かなりハードでした。その理由はもうすぐ2歳になる下の子・豆豆。1か月の苦闘の末、ようや

1歳半健診を受けて感じた違和感から発達外来へ~その②
前記事の続きです。この記事からお読みの方は必ず、前記事を読んでから続きの記事を読んでください。 夫に伝える。 阿財に豆豆の様子が

医師は検査結果を見て言いました。

「この子には自閉傾向があります。このまま放置しておけば、ますます自分の世界に入っていき、明らかな「自閉症」になっていくと思いますよ。」

目次

自閉傾向にある我が子とどう向き合うのか・・・

医師「お母さんとたくさん交流してください。これに尽きます。この子はこれまで言語面はじめ、様々な能力が発達する環境が乏しすぎたんです。」

「子どもの母語をきちんと母語を定めてください。日本語でも中国語でもどちらでもいいです。」

「同年齢の子供と関わる時間を増やしてあげてください。」

「積極的に外に連れ出してください」

そうでした・・・

私は家の生活がほんとうに好きで家にばかりいましたが、それは子供には単調な毎日になってしまいます。

豆豆を連れて外へ行く事って本当に少ない。朝六斤の送りで連れて行くくらいです。その後も寒いからすぐ家に帰ってました。

急いでいると靴も履かせずに出ていくことも多いですし。※つなぎの上着で足先までカバーし、更にブランケットとベビーカーのカバーを掛けているので寒くはないと思いますが。

まずは母である私が豆豆に注意を払ってしっかり関わる、という事を医師から言い渡されたのです。

反省・・・

続けて医師は更に具体的な方法について話しました。

食生活

飲み物はジュース類はダメ。白湯を飲ませる事。

ピーナッツやクルミといったナッツ類をよく摂らせること。

とこの医師は言いましたが、飲み込む力が弱い1~2歳の子供はナッツ類をうまく飲み込めずに器官に破片が入り、肺炎をひきおこすこともあるとの話なのでここはスルー。

インスタント食品やファストフードはダメ

日常生活

・話しかける。

ただ話しかけるのでなく、幼い子供は大人の口の動かし方を見ているのでゆっくり・はっきりと話す。

親子クラブに積極的に参加する

・髪の毛をとかす

頭には多くのツボがあるので、牛の角や木でできたくしで毎日20分髪の毛をとかして刺激する。

・積み木

できるだけ多く、高く積めるように促す

・ボール

ドリブルができるように教える

・ナツメ

お椀を2つ用意しして片方のお椀にナツメを数えながら入れていく。ナツメはサイズも子供の手に握りやすく、万一口に入れても無害(種があるので注意ですが)、数は多いほどよい。集中力と指先の動作トレーニングに最適

・マッサージ

口の周りを時計回りにマッサージする。反対周りにすると開いたツボが閉じるので注意。①鼻の下、②下唇の下、③左右の口角をクルクルとする。

医師「これらの事を3か月やってみなさい。必ずお子さんは全快する。」とものすごく自信たっぷりに言い切りました。

薬はなしでした。

先生の診察はこれで終了。

「まずはしっかり言ったことを3か月やってみて、まだ問題があるなら来てください」とのことでした。

更に「治療」を受ける

その後は更に病院でする治療がある更に1,400元(23,800円)を支払いました。

まずは脳の血流をよくするというヘッドギアを20分かぶりました。当然ながら豆豆嫌がるので歌を歌ったりしてなだめなだめかぶせました。

南京大学が開発したそうで、かぶると脳の血流とニューロンの活動が活発になっていい刺激になるみたいです。

なんかここら辺から余裕が出て、「この治療本当に要るのかな?」とか「ちょっとこの病院、お金取り過ぎじゃない?」とか軽口を阿財と叩くように。(だって既に4,000元(68,000円)払ったんですよ・・・)

ヘッドギアのあとは言葉の訓練40分。

親は廊下で待機。豆豆と看護師が部屋に入り、言葉の訓練をしていました。「アーイー」とか話しているのが聞こえました。

私たちはひたすら待ちます。阿財もケータイいじって暇そうにしてました。

訓練が終了した後に私たちも通され、「アイコンタクトが乏しいですね。話も聞かないでおもちゃの方へ行っちゃうし。」と話していました。

ここでも口周り、あごの辺りのマッサージをすすめられました。

15時に診察でしたが、検査と治療も済んで病院を出たのは18時過ぎ。

この通り外はまっくら。

帰りのタクシーでは「とりあえず今は深刻な状態でなくて、これからの働きかけでよくなる可能性があるんだね。これからいっぱい刺激を与えないと。」と阿財と話しました。

帰宅は19時近く。この日は六斤の学校があった日で、アイに六斤のお迎え、夕食、習い事の送りをしてもらいました。夜にアイを雇っておいてよかったです。

つづく

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『1歳半健診を受けて感じた違和感から発達外来へ~その③』へのコメント

  1. 名前: 投稿日:2018/02/26(月) 14:55:41 ID:699940884 返信

    参考にはなりませんが。。。。
    我が家の息子も基本的に言葉遅いですし、集中力が低いです。
    私は結構気になるのですが、妻も幼稚園の先生もなにも言わないので(集中力は指摘されますが。。。)出来るだけきにしないようにして、のんびり進歩してくれたら良いかと思います。
    一歳頃に数ヶ月幼児教育(お遊戯教室みたいなの)に週一(半日)程度通った事ありましたが、他の子供より、集中力の面で差があるように感じました。
    言葉の方面は、少し長めに妻の田舎に帰るなどした時に、爆発的に増えました。まぁ中国語だけですが。
    やはり、こちらに居ると、我が家は三人生活で昼間は私が不在なので、言葉に対する刺激が少ないのだと思います。
    それが田舎に行くと、親戚や知り合いが、だれかれと喋っているので、耳に入る刺激が増えるのかなと思います。
    それに他の子供と遊んだり、学校行事に参加すると、物覚えや、学習方面、他の子供との交流方法で少し心配になりますが、個人差の問題なのかなと思って、様子を見ています。
    先月、妻の田舎に帰った際は従兄弟や近所の子供と遊びまわってたらしいので、少し安心していますし、特に我が家はずっと三人で生活ですし、中外夫婦等も少ない地域で生活しているので、外部との交流自体が少ないのも理由だと思います。
    心配になる事はありますが、それなりに進歩もあるので、ただの落ち着きのない子供だと思う事にしています。

    • 名前:阿信 投稿日:2018/02/28(水) 13:15:23 ID:f3ef43b0d 返信

      言葉遅い、集中力が低い・・・我が家と同じですね。
      環境によるものも大きいと思いますよ。二か国語で生活していれば自然と言葉も遅くなりますし、はたまたお子さんが遅いタイプなのかもしれず。
      親としてはどうしても気になってしまいますよね。

      私の中で今回「おかしい」と感じたのは子どもの「指差し行動のなさ」と「目の合いにくさ」です。この2つが決定打でした。
      単に「言葉が遅い」ならいいのですが、指差しが一切ないのは発達の中でまずいんです。
      今回働きかけの甲斐あって指差しを今はしていますが、通常自然に出てくる行動のはずが、必死の促しの果てにし始めた指差し行動ということはこの子はこの先発達が遅い事項が他に出てくるのかな?とも思っています。
      周りと比べると心配したり気になったりしますよね。親子班へ積極的に参加すべしといわれて参加するも、他の子と比べて更に落ち込む、というのも何度もありました。

      山さんのコメントの状況を見る限り、お子さんの個性の範囲内と言う感じがします。落ち着きのない子は一定割合いるものですし、それなりに進歩があるとのことですし・・・母子手帳に書いてある年齢相当の発達ができていればとりあえずは大丈夫ですよ。

  2. 名前:ree 投稿日:2018/02/27(火) 00:42:02 ID:270262bd1 返信

    その①に名前を入れ忘れたのは私です。

    息子のアプラクシアが分かってから、本当ならば4歳から幼稚園に入れるつもりを3歳で入れる事にして、他の子供達からの刺激を与える事にしたんです。

    息子は言語の障がいで、シャボン玉遊びを日常的にするのがいいとセラピストから教えられました。

    言葉の方は障害が分かってから、私は日本語を一切やめたんです。
    ドクターは大丈夫と言ったけど、頭の中で混乱してはいけないと思って。

    あと何かを欲しがった時にただ与えるのではなく「おもちゃが欲しいのね」と何を、ってのを親が繰り返して言うのもいいと言われましたよ。

    • 名前:阿信 投稿日:2018/02/28(水) 13:25:25 ID:f3ef43b0d 返信

      名前がなくてもreeさんからのコメントだとわかってました^^
      今回のコメントの内容、うなづくことばかりです。
      子どもへ刺激を与えることは大事なんですね。今は同年齢のお子さんとの触れ合いの機会をもうけるようにしています。とはいえ、まだ2歳になる前なので関わることなく並行遊びになるのが常ですが。
      シャボン玉遊び、こちらの親子教室に参加した際、豆豆が唯一反応したのがシャボン玉でした。幼いころの息子さんのケアでもいいといわれていたのですね。六斤もシャボン玉大好きなので豆豆の為にいっぱい吹いてもらおう♪
      ジェスチャーや態度で示した気持ちや欲求を言葉に直す、というのもよくやっている働きかけです。

      言葉の件も悩みどころです。私としては私が一番自由に使える言語、日本語にしたいのですが、豆豆をお世話するアイは中国語しか話せませんし、その後幼稚園に入園するにしても中国の幼稚園の予定です。
      今、中国語、日本語のどちらでも理解している物事はあるものの、多くは日本語だけ、中国語だけで1つのものを理解しています。例:アヒルを鴨子と覚えていて、日本語のアヒルまで覚えない。なので多言語教育はこの子の場合は適さないのかなと・・・もし日本語で統一するなら、その後の学校なども日本の学校にすべきか・・・など。よくよく考えます。

  3. 名前:きい 投稿日:2018/02/28(水) 14:57:42 ID:81aa110cb 返信

    豆豆ちゃん、指差しできるようになってよかったですね!

    去年末公立幼稚園でもこのヘッドギア検査等を無料でしてくれるということで案内がありました。(やりたい人だけ申し込んでと)そのときは新華医院でした。
    うちは少し悩みましたが、家族含め私もヘッドギア検査は抵抗がありやらないことにしました。
    娘のこの時期のころのこと思い出しましたが、ちょうどオーストラリアに7ヶ月いっていた時期で
    発達検査を英語の先生にきかれそもそも英語がわからず無反応でしたが
    中国人があつまるプレイグループでは、いろんな人にいわれましたね。反応がうすい(薄いというか無視してあそびに集中している)から病院にいったほうがいいと。。
    うちは義理父母も同居で会話はたくさんしているはずなのに
    今でもその状況はかわらなくて、年長さんになったらかわるのか。
    最近も家族で今後のこと小学校はこのまま公立にするのか、日本にいくのか?も含めて話をしたところですが、なにがいいのかわからないままです。

    • 名前:阿信 投稿日:2018/03/10(土) 14:10:44 ID:e899b9418 返信

      単に人とかかわることへの興味がうすい性格のお子さんもいますし、どこからが発達障害の範疇にはいるのかは専門家が診ないとわからないですね。
      豆豆は自分の世界が好きなタイプのようで、公園へ行っても子どもたちと交わることもなく、別の場所へ駆けていったり、一人葉っぱをいじったりしています。
      誰しもが発達障害の特徴の傾向はあるものです。現れる程度の問題という事が今回色々調べてわかりました。
      母子手帳に書いてあるその年齢でできている発達の目安に沿っていれば問題ないですよ。
      我が家は指差しとアイコンタクトという決定的な行動のなさで疑いが出てきました。

      私は一刻も早く真実を知りたくて病院へ駈け込んでしまいましたが、そもそも1歳では診断はつかないと言う医師もいますし、まだまだモヤモヤは続きそうです。
      私も今回の豆豆への発達検査は中国語で行うしかなかったのも反応が薄い原因だったと思います。
      今は当時の検査項目にあったことはほぼできるようになっています。でもこれでまるきり安心というわけでもないので注意深く見て行こうと思っています。
      外国暮らしで家庭内言語も複数になると単なる遅れなのか発達障害なのかの見分けもつきにくいですよね。