こちら、2記事の続きです。初めての方は前の記事を読んでからその③を読むようお願いします。
医師は検査結果を見て言いました。
「この子には自閉傾向があります。このまま放置しておけば、ますます自分の世界に入っていき、明らかな「自閉症」になっていくと思いますよ。」
目次
自閉傾向にある我が子とどう向き合うのか・・・
医師「お母さんとたくさん交流してください。これに尽きます。この子はこれまで言語面はじめ、様々な能力が発達する環境が乏しすぎたんです。」
「子どもの母語をきちんと母語を定めてください。日本語でも中国語でもどちらでもいいです。」
「同年齢の子供と関わる時間を増やしてあげてください。」
「積極的に外に連れ出してください」
そうでした・・・
私は家の生活がほんとうに好きで家にばかりいましたが、それは子供には単調な毎日になってしまいます。
豆豆を連れて外へ行く事って本当に少ない。朝六斤の送りで連れて行くくらいです。その後も寒いからすぐ家に帰ってました。
急いでいると靴も履かせずに出ていくことも多いですし。※つなぎの上着で足先までカバーし、更にブランケットとベビーカーのカバーを掛けているので寒くはないと思いますが。
まずは母である私が豆豆に注意を払ってしっかり関わる、という事を医師から言い渡されたのです。
反省・・・
続けて医師は更に具体的な方法について話しました。
食生活
飲み物はジュース類はダメ。白湯を飲ませる事。
ピーナッツやクルミといったナッツ類をよく摂らせること。
インスタント食品やファストフードはダメ
日常生活
・話しかける。
ただ話しかけるのでなく、幼い子供は大人の口の動かし方を見ているのでゆっくり・はっきりと話す。
親子クラブに積極的に参加する
・髪の毛をとかす
頭には多くのツボがあるので、牛の角や木でできたくしで毎日20分髪の毛をとかして刺激する。
・積み木
できるだけ多く、高く積めるように促す
・ボール
ドリブルができるように教える
・ナツメ
お椀を2つ用意しして片方のお椀にナツメを数えながら入れていく。ナツメはサイズも子供の手に握りやすく、万一口に入れても無害(種があるので注意ですが)、数は多いほどよい。集中力と指先の動作トレーニングに最適
・マッサージ
口の周りを時計回りにマッサージする。反対周りにすると開いたツボが閉じるので注意。①鼻の下、②下唇の下、③左右の口角をクルクルとする。
医師「これらの事を3か月やってみなさい。必ずお子さんは全快する。」とものすごく自信たっぷりに言い切りました。
薬はなしでした。
先生の診察はこれで終了。
「まずはしっかり言ったことを3か月やってみて、まだ問題があるなら来てください」とのことでした。
更に「治療」を受ける
その後は更に病院でする治療がある更に1,400元(23,800円)を支払いました。
まずは脳の血流をよくするというヘッドギアを20分かぶりました。当然ながら豆豆嫌がるので歌を歌ったりしてなだめなだめかぶせました。
南京大学が開発したそうで、かぶると脳の血流とニューロンの活動が活発になっていい刺激になるみたいです。
なんかここら辺から余裕が出て、「この治療本当に要るのかな?」とか「ちょっとこの病院、お金取り過ぎじゃない?」とか軽口を阿財と叩くように。(だって既に4,000元(68,000円)払ったんですよ・・・)
ヘッドギアのあとは言葉の訓練40分。
親は廊下で待機。豆豆と看護師が部屋に入り、言葉の訓練をしていました。「アーイー」とか話しているのが聞こえました。
私たちはひたすら待ちます。阿財もケータイいじって暇そうにしてました。
訓練が終了した後に私たちも通され、「アイコンタクトが乏しいですね。話も聞かないでおもちゃの方へ行っちゃうし。」と話していました。
ここでも口周り、あごの辺りのマッサージをすすめられました。
15時に診察でしたが、検査と治療も済んで病院を出たのは18時過ぎ。
この通り外はまっくら。
帰りのタクシーでは「とりあえず今は深刻な状態でなくて、これからの働きかけでよくなる可能性があるんだね。これからいっぱい刺激を与えないと。」と阿財と話しました。
帰宅は19時近く。この日は六斤の学校があった日で、アイに六斤のお迎え、夕食、習い事の送りをしてもらいました。夜にアイを雇っておいてよかったです。
つづく