上海現地小に通う六斤。現在小学4年生。
六斤の通うクラスは国際部といって外国籍児童が通う特別クラスなのですが、公立小に併設されているため、校風は中国の現地小に近いです(阿信調べ)。
中国の学校では鉛筆をギュンギュンに尖らせるという鉄のオキテを知らなかった阿信、国語の先生と激しい攻防を繰り返し完敗。以降は「中国一鉛筆をシャープに削れる鉛筆削りをオラは探す!」と決意を固めずーーーっと探していました。
そして今年初めにようやく探し当てたのがこちらの鉛筆削り
あれ以降、国語の先生にドヤ指摘されることもありません!
その顛末の詳細はこちらにも詳しいです。
あれから月日が経ち・・・10か月くらい経ちましたね。
で、今はどうなったかと言うと・・・
目次
現地小4にもなると鉛筆を使う機会減少
学校で使うメイン筆記具が鉛筆じゃなくなり、もはや鉛筆のとんがり具合なんてどーでもよくなりました。
あの日、目を皿のようにしてネットショップを探し回ってゲットした鉛筆削りも今自宅でホコリをかぶってます。
で、今は何を使っているかと言うと
こちら
万年筆(中国語で钢笔 gāngbǐ )です。
日本人感覚ですと、万年筆って大人の筆記具という感じで大学入学や就職のお祝いで頂くこともあるかと思いますが、中国では小学生も使う一般的な筆記具なんですね。
当然ながらインクの補充が必要で、六斤10日に一回くらいインク補充しています。またこのインクを表す中国語 墨の発音 mò の発音が中国語のネイティブ六斤から聞くとうんまぁ私好み!
直前ちょっと息をためる感じでモォって言うんですよね~。あの音・・・ムフフいい感じ
マニアックな話ですみません
鉛筆から万年筆への変遷
鉛筆からいきなり万年筆に代わるのではなく、バッファー期間が存在しています。
大体小学3年生頃から鉛筆に加えボールペンが併用されていました。
これも指定がありまして。ボールペンなら何でもいいわけではなく、水性ボールペンでペン先0.38mmと言われてました。インクの色は最初は黒でしたが、ブルーブラック(蓝黑 lánhēi) 指定になりました。
中国では公式書類には水性ボールペンでの記入が求められます。油性ボールペンですと年月が経つとインクが消えるからなんだそうですよ。日本ですとあまり聞かない話ですね。
水性ボールペンは中国語で水笔 shuǐbǐ です。この単語六斤が現地小に入学して色んな書類にサインを求められる際に知った単語です。
段々と水性ボールペンの使用割合が増えていき、小学3年生の終わりごろになると国語の先生から
小学4年の新学期から本格的に万年筆を使うようになるので用意しておいてください。
と連絡が来ます。
万年筆とこのメーカーのこの番号のインクを買うこと、と言われ、キチンと言われた通りのものを購入しました。
その時はそれでよかったのですが、夏休みあけて9月。小4の新学年開始間際になって
万年筆の筆先は細い物を!それとインクの番号間違えてたわ。買い直しておいてね。
と言われたときは・・・
張り切ってストック分も買った引き出しいっぱいのインクをどないすればええんかーい・・・と。
まぁ、こういうのは中国版メルカリの「闲鱼」で売れますけど。
このアプリのこと、そのうち「中国生活便利帳」で取り扱うかも。
おまけに、万年筆も「先生から太いって言われた」ということで
結局、万年筆もインクも買い直し!
元々六斤のファースト万年筆ということで、名入りの万年筆にしたんですよ。それでも25元(400円)ですけどね。せっかくのオーダーメード万年筆はあっという間に不要になってしまいました。
インクもペンも買い直しが必要。このままでは六斤が授業を受ける上で支障をきたします。国語の先生は「早く買う事!」とせかすもので、ネットショップ・タオバオで「すぐ発送する」と約束してくれたお店で慌てて購入した安い万年筆。LAMMYのデザインそっくりですが、12.8元(211円)。
ペン先も3種類選べ、一番細いものが0.38mmでした。
このお安い万年筆が「細いし書きやすい!」と六斤クラス内で評判を呼ぶというトホホな話も。
人生そんなものかもしれませんね。
万年筆で書き損じしたらどうするのか
ところで、ボールペンも万年筆も、鉛筆のように間違えたら消しゴムでささっと消せるものではありません。
さほど重要でないプリントであれば、二重線などひいて訂正ですが、作文の清書など重要度が上がったものの場合の書き損じは砂消しゴム(沙橡皮擦shāxiàngpícā)で消して訂正です。
砂消しなんて見たの何年振り~!!って感じですが。意外と消えるものですね。
そして減りが遅い!鉛筆用の消しゴムは何個なくなったことかって感じでしたが、砂消しは紛失しない限りずっとあります。六斤も「ストックしなくていい」と言うほどです。
というわけで最近は鉛筆のとんがり具合に頭を悩ませることもなくなり、六斤ものびのびと宿題に取り組んでいる感じです。