こんにちは!阿信です。
前回のブログで

3月の終わりに中国・上海から日本へマスクを送った時の状況を記事にしました。
その後、基本的に上海から日本へマスクを送れることには変わりがないのですが、既定の改定で個人で送ることが難しくなったマスクが出てきました。最新の状況を知っておくといざ配送の際にあわてなくて済むかと思いますので再度記事にまとめることにしました。
また、これまで知らなかった配送方法や料金などについて、前回の記事更新後に知った情報も今回の記事で紹介していきます。
目次
4月10日からルール改正!「医用」マスクの送付が難しくなった
以前と大きく変わったルールとして
「医用」と分類されるマスクの輸出の厳格化
が実施されました。※医用とは医療用の略です
阿信、3月終わりに日本へ送付するために購入したマスクが医用か非医用でないかなんて気にしていなかったのですが、
実は「非医用」と外箱に書いてあります。
現在、非医用という表示があれば特に証明など不要で日本など国外へ配送できます。
一方、「医用」の場合、更に様々な証明が必要になります。タオバオのお店に問い合わせて証明を作ってもらったりする必要がありますが、お店がちゃんと証明書作成に対応してくれなかったり、配送する会社で受け付けなかったりもするので、個人が医用マスクを送ることは事実上不可能になりました。
タオバオで購入する際から「医用」マスクは避けましょう。
マスク外箱があれば捨てないで配送時に持参する
マスクを日本へ配送する際は前回のブログで書いたように、外箱から外して内袋の状態で配送会社の袋に詰めるのですが、この際にマスク外箱を外すものの、外箱を潰した状態で送付荷物に同封することがあるようです。
また、配送窓口で必要書類を記載する際の資料にもなりますので、配送時外箱を持参していくことをお勧めします。
合格証が確認される
マスク輸出措置の厳格化の一環により、粗悪品マスクの輸出を阻止する狙いで配送時にマスクの合格証の有無も確認されています。
↑阿信友人提供写真
合格証には赤い社印のハンコがあるタイプとないタイプがありますが、ハンコの有無は特に問題ないそうです。と書いたら一部で、ハンコの色は黒でもいいけれど、ハンコがないとダメとの情報も出てきました・・・ほんと日々変わる状況・・・
上海→日本のマスク配送できる物流会社
以下、おすすめ順に現在上海から日本へマスクを配送できる物流会社を紹介します
1.郵便局営業所から送れる「DHL緑色通道」
前回のブログでDHLがマスクなどを送付する際の専用パッケージがあると紹介しましたが、このパッケージよりも安く、予約なしでDHLを利用できる配送方法が「DHL緑色通道」です。
受付窓口は以下の郵便局の営業所。現在上海市内に13か所あります。
注意なのですが、「郵便局」と上記の「営業部」は別の組織のため、配送についての詳細を問い合わせをする際はDHLに問い合わせる方が事情をよく分かっています。郵便局に問い合わせをすると要領を得ないそうです・・・(上海在住ユーチューバーkazuさん談)
EMSも今多くの荷物が早く着いたという話を聞くものの、DHLは自社便を持っている事から日本であれば数日で到着する保証ができるとのことで、上記営業所に持ち込まれる国外送付希望のマスクは特段のリクエストがない限り、DHL配送になっています。
輸送料はマスク200枚で日本全国どこでも220元。EMSより数10元高い程度です。1週間も経たずに届くので、こちらがいいですね。
4月14日に長寧区営業部からマスクを日本へ送った友人の体験談
阿信の友人が、実際に4月14日に「DHL緑色通道」で日本へマスクを送った際の話を体験談にしてくれました。
場所:4/14 中国邮政 长宁区营业部
入口で検温、連絡先記入予定:兵庫県2ヶ所に各200枚ずつマスク送付
結果:1人1回につき200枚までとなり、1ヶ所に200枚送付。DHL220元。翌日もう1ヶ所に200枚送付予定。窓口3つあり、とりあえず真ん中に並ぶ。
並んでいると1人の中国人女性客に「マスク送るんでしょ?これいるよ!」と二枚の紙を見せられる。カウンターからわざわざもらってくれて記入。2ヶ所に送りたかったので、もう1セット紙がほしいと受付に言うと「なんで?」って言われ、「2ヶ所に送りたいから」と話すと不思議な顔で渋りながらくれた(何か言ってたけど、わからず。多分この時点から200個を2ヶ所へ送付することができそうにない状況を感じた)
記入フォームは2種類あり、1種類が「非医療用物資輸出の確認書」です。記入に必要な情報は外箱や合格証に記載してあります。このフォームは阿信がマスクを送付したときには記入を求められませんでした。今はこの書類も必要になっているのですね。
そしてもう1種類の記入フォームが送付先など、送り状に記載する内容と同一の記載事項を記入するものです。全て英語での表記になります。住所の英語表記など、今一度確認しておくといいかと思います。また、価格の記載がドル表示なので、ドルでの換算もあらかじめしておくといいです。
フォーム記入後受付へ。
この時に1人につき200枚までと言われる。
友達が前に2ヶ所に送ったよ(※注:これは阿信のこと)、とごねると上司に聞いてくると言われたが、青い紙のところを指差しながらやはり無理とのこと。
どうやって送る?と言われたので、とりあえず1ヶ所に200枚送ることに。「明日また来たらいいよ。」と言われたので、おそらく1度に上限200枚だから、1ヶ所に100枚ずつなら送れた様子。
送付の手続きをしてくれてると、上司が確認しに出てきて、「外箱がないから送れない」と言い出す。
私が購入したマスクは、外箱無しで50枚ごとに束になり、一つずつに合格証のシールが貼ってあるもの。「外箱は初めからなかった。」と説明したけど、うーんという感じの上司。受付の女子が合格証のシールを指さしながら上司を説得してくれたよう、そのまま彼女がDHLの袋を出してマスクをパッキングしてくれた。
invoiceにサインして支払おうとすると現金のみと言われた。(何か説明したしてくれたけど聞き取れなかった)
「DHL緑色通道」でもEMS同様、一度に送付できるマスクが200枚までルールがあります。私がEMSで300枚のマスクを日本へ送った際は、200枚+100枚を2か所に分けて当日送れば問題なかったのですが、友人の場合は、当日1人200枚までと言われ、後日また再度出直すことに。
外箱については本当にタオバオで購入時から無いものだったので、交渉の結果配送OKが出ましたが、外箱はあるに越したこしたことがない模様です。合格証のチェックはもっと厳しいです。おそらく確認できないと配送受け付けてもらえないかと思われます。
また、阿信がEMS送付した際はスマートフォンの支払いができましたが、友人の場合はNGとのことで、現金の用意もした方がいいですね。
DHLの愛心防疫包は4/16にサービス終了
DHL関連の話ですが、DHL直営の営業所で受け付けている、予約制の「愛心防疫包」は4/16にサービス終了予定とのことです。
上海の場合、郵便局の営業所からDHLの「緑色通道」でマスクなど送れますし、愛心防疫包のサービスはなくなるものの、DHLの営業所からも配送受付しています。今後DHLを使ってマスクを送付したい場合はそちらを使えばいいですね。
2.安くて便利な順豊(※4/15より個人の日本への配送受付停止)
中国物流最大手の順豊。先週一時期日本向けの配送受付停止との話も聞いたのですが、現在は回復。
順豊のメリットは、家まで集荷に来てくれること、配送料が手ごろなこと。マスク200枚で169元だそうです。配達所要日数は約10日。日本の首都圏ですと1週間程度で届いている模様です。
3.最近早く届くと言う噂?のEMS
郵便局の営業所でDHLが送れるようになり、ちょっと下火になった感があるEMSですが、現在も日本へのマスク送付は受付中で、早ければ3、4日で日本に届く例もあるそうです。輸送料はマスク200枚で220~250元程度です。
ただ、郵便局の人は質問されると「早期到着の保証はできない。数か月かかる」という回答をされたりもあるそうで・・・実際中には滞留している荷物もあるので、急いでいないと言う方に送る際にはいいかと思います。
ちなみに阿信が送ったEMSは8日間で関東の配送先に届きました。担当の人が言っていた10日よりもちょっと早かったです。
4.とにかく早いOCS
日系航空会社ANAのグループ会社で自社便をもつ物流会社・OCS。
輸送費は高めでマスク200枚で400-500元程かかるのですが、2~4日で届くので、とにかく急ぎ!の方にはいいと思います。Wechatの公式サイトでは日本語でも問い合わせ対応をしているので、中国語に不安と言う方にもうれしいですね。
今月は臨時便を飛ばしているとのことで、たくさんの感染防止物資が中国から日本へ送られている事と思います。頼もしい。右下のQRコードはWechat公式サイトですので、利用を検討している方はフォローしてみてください。
日本のマスクを必要としている人へたくさんのマスクが届きますように。日本加油~!