お友達がこのたびめでたく出産!
私も2016年春に出産した上海の国際和平です。日本人が上海で出産するとなると名前が挙がる有名病院です。
ほやほや赤ちゃんと偉業を成し遂げた友人に会いに豆豆出産後およそ1年半ぶりに国際和平に行きました。
目次
日本人が上海で出産する病院といえば?
上海で日本人が出産する場合、名前が挙がる病院といえば以下。
1.ユナイテッドファミリー
2.国際和平のVIP問診
3.美華病院(※出産は華山病院内の分院)
4.長寧区中心病院(VIPか特需)
初産などで日本へ里帰り出産のときは、妊婦検診をグリーンクリニックや博愛病院で受けて日本へというパターンが多い模様です。
初産でない場合、妊娠中に大きなトラブルがなかった人、上の子の学校の関係などで上海で出産を選ぶ日本人も多いです。我が家の場合、意識していませんでしたが、私たちのような日中国際結婚夫婦の子どもの場合、中国で出産すれば子供に中国籍を付与できます。
国際和平の出産入院お見舞いに関する規定は?
国際和平的には「いつ何時にどの年齢の見舞客が来てもOK(日本ですと夜8時以降は家族でもお見舞いダメ、10歳以下の子供のお見舞いダメとかのルールがありますよね)」なのですが、阿財出張の戻りの飛行機が万一遅れた場合を想定して子連れでもいいか確認したところ、「大丈夫です!」と。
その時の様子はこちら↓
阿財は出張先から予定通りに帰宅したものの、阿財に子供二人の面倒はしんどそうだったので豆豆のお世話をお願いし、私は六斤を連れて行くことにしました。
こちらが国際和平の病棟です。
日本人がよく利用している利用するVIP問診部は13階から上の上層階です。
お見舞い客として国際和平に来たのは初めてでした。ナースステーションで受付などがあると思いきや、ナースステーションは空っぽ。そのまま直接病室まで行けました。
病室に着いて赤ちゃんを抱っこさせてもらいました!
おお・・・昨日産まれたばかりの赤ちゃん・・・
ほっやほや~。目じりが下がりまくりです。
3400gという新生児にしては立派な赤ちゃんですが、ふだん太ましい豆豆を見慣れているせいか、「小さい・・・かよわい・・・」という気分に。
もう本当にね、
世界で一番守ってあげなきゃいけない存在ですよ。はぁ、赤ちゃん無敵。
そして大役を果たした友人と出産の事など語り合ううち、「あ、国際和平ってこうだった」と思い出しました。
そして私は「中国(上海)での出産ならこうで仕方ないのかな」と思っていたのですが、友人は別の上海の病院でも出産済のため、どうもそうでもない?というお話が出てきました。
1年半経って振り返る和平の出産入院の話です。
赤ちゃんにミルクをあげるのに消極的
六斤を日本で出産した私。その病院は産後ひと晩は赤ちゃんを預かりますが、2日目からは母子同室。入院中ミルクは基本的に与えず、どうしてもの時は白湯を飲ませました。
和平の時はそもそも母子を離すという事をせず(赤ちゃんを預かる設備がない)、産まれてから退院までずっと母子同室です。てっきり夜預かってくれるのかと思い、看護師に尋ねると「預かりませんよ」という回答でした。
また、豆豆が泣き止まない、でも母乳はまだ全然出ていないのでミルクを足してくれるようにお願いしたところ、「母乳出ていないの?吸わせないとダメ」とまず言われ(※これは当然の話ですが。母乳って赤ちゃんに吸われないと出ません。)、その後ミルクを飲ませてくれましたが、次回以降も確か3時間でしたか、その都度事前に言わないと病院サイドからは積極的にミルクを足しません。
一度「そういえばそろそろミルクの時間だけれど・・・?」と思って尋ねると、「もう時間は過ぎたのでまた次回に」という事でした。その前はこちらから何も言わなくてもミルクをあげてくれたので油断していました。
病院食の味がうすい。ふりかけが必要
和平の病院食は基本的に味が薄め。ごはんのおかずにちょっと困ります。少肉松(肉でんぶ)でご飯をかっこんだこともありました。
特に朝食のお粥の時がおかずに困った記憶が・・・
私は今回のお見舞いでふりかけを差し入れしました。
産後の処置が意外と痛い
そう。私、豆豆が無事に生まれた喜びですっかり忘れていたのですが、産後に胎盤など出すときの処置が結構痛かったです。六斤を日本で出産したときは、助産師さんが「はーい力を抜いて~」というような感じでスルリと自然に出してくれた記憶があるのですが、豆豆の時は結構お腹をグリグリされて痛かったです。
聞けば友人も「今回痛かった!」とのことで、そこら辺の処置が痛い病院みたいです。
また、私は産後に「順調な子宮の収縮を促すため」産後直後から数時間おきにお尻の筋肉注射で子宮収縮の薬を打たれたのですが、それがまぁ打つのも痛い、打った後のお腹の収縮も痛かったです。
でも友人の場合、座薬のみで注射はなかったとのこと。方針が変わったのか、友人と私の状況の差によるものかは分かりません。
赤ちゃんのへその緒は??
豆豆沐浴の時。赤ちゃんのお腹に貼ったガーゼを外して消毒する際に「あれ?」と思いました。
へその緒が全然ついてない!
ナースに尋ねると「へその緒?知りませんよ。この通りです。」と。おかしい・・・。だって私豆豆を出産直後、確かに聞いたのです。産まれたての豆豆を抱っこしたナースが「へその緒どうしますか?」と聞いた際、阿財が「これくらい残して切って」と会話していました。
私は出産後直後で体をとても起こせる状態でないのと、処置が残っていたので「これくらい」の具体的な長さを見ていないのでなんとも状況が不明なのですが。私は日本方式で
おへそに残ったへその緒が乾いて自然に取れる
と思い込んでました。六斤の時がそうだったので。
でも違ったみたいです。同じく和平で出産した人の話では「20cmくらい欲しい」と告げたところ、そのままへその緒だけ20cmもらえたそうで。まあ長い分は乾燥させて切ればなんとかなりますけどね・・・
また、中国で出産する際はリクエストすれば胎盤もらえます。産後の滋養強壮に胎盤を食べる習慣があったり、病院から自分の胎盤が闇取引で売買されている噂があり(これも滋養強壮に高く売れる・・・らしい??)、そんな人に渡るなら自分で処理する、というような感じで受け取る人もいるとか。
国際和平での出産の総合的な満足度は高い
こまごました注意点はありますが、私は和平での出産の総合的な満足度は高いです。何はともあれ母子ともに健康で出産できて感謝しています。
この病室、和平VIPの中でのランクはBだったものの、ホテルのようなつくりで、日本の総合病院で出産した時よりも快適と思えるほどでした。
入退院手続きも支払いも微信(Wechat)で済むようになった
1年半経った後での国際和平進化のお話。
エレベーターの前で見た看板。
微信で入退院手続きができるようになっていました。
看板によると
- 入/退院手続き
- 保証金の支払い
- 入院費用照会
- 入院状況照会
などができるそうです。この1年半の中国での微信支払いの拡充ぶりを感じました。
今回豆豆以来久しぶりのほやほや赤ちゃんを抱っこ出来て幸せでした。
病室には友人家族がいて、旦那さんも早速赤ちゃんを抱っこし、お姉ちゃんは妹さんの面倒を見ていて。友人家族の幸せを感じたものです。
旦那さんはお茶目な人で、私の為に中国人なら誰でも身に着けているあのぴっちりとした布団の畳み方をして私をお出迎えしてくれました。ほんとお茶目。しかし、ほんとよくこうぴちーーーーーっと畳むなぁ。
なになに?布団の畳み方ってどういうこと?という方はこちらをどーぞ。
お祝いの為にお見舞いに行ったのが、私めっちゃ幸せと元気をいただきました。
いただき過ぎて私、若干病室で危ないテンションでした。笑
友人家族、これからの幸せを祈ってやみません。落ち着いたらまた会いましょう。おめでとう、まりいさん!
私の上海国際和平出産記はこちら(2016年4月出産しました)。
懐かしい国際和平の記事に初めてコメントさせて頂きます。
私も18年と少し前にここで出産しました。最近また上海に戻り、懐かしい病院を見たら、立派な病棟が建っていて時の流れを感じました。個室も綺麗そうです!
私が当時驚いたことは
①陣痛中の部屋が2人1部屋で隣りの中国人女性の痛みの悲鳴が大きかったこと。
②分娩室で出産後、分娩台上で休息していたら隣りの分娩台に次の妊婦さんが来て、横で出産したこと(横で私も加油加油思ってました・・・^^)
③当時は出産当日の夜だけ母親が眠れないだろうと、泣く我が子を連れて行って預かってくれました。その時、ミルクも飲ませてくれたのですが、哺乳瓶ではなくシロップ薬についてるような小さいカップから直接、新生児に飲ませたこと。
③は衝撃で、同時に、あ、新生児もカップから飲めるんだ・・・とヘンに感心した記憶があります。もちろんそれ以降、自分でそんなことはしませんでしたが。
久しぶりに遠い記憶が蘇り懐かしかったです。
阿信さんとお友達のお子様たちの健やかなご成長をお祈りします。