色々ありましたが、阿財、これまで勤めた日系ブラック企業を退職しました。
送別会で花束をもらって来ました。中国には会社を去る人、ましてや男性従業員にこういう花束を送る習慣はないようで、花束は阿財が私にあげたものだと勘違いしたアイから「あなたの旦那さんはロマンチックね~」と言われましたが、ちがいます。
とりあえず阿財は駐在ではなくなりましたので、我が家の上海駐在生活もこれにて終了。
駐在生活は終了したものの、日本に帰らず、今のところはこのまま上海で暮らす予定です。
目次
駐在じゃなくなるとどんな生活になるの?
駐在員の一番のメリットはお手当が優遇されていること。
阿財の会社はブラックながらも以下のお手当がありました。
・駐在員手当(海外赴任手当)
・住宅手当て
・子供の学費の手当て
・医療費手当(海外旅行保険)
・健康診断手当
・一時帰国時のエアチケット支給
ま、内容はブラックらしくスッカスカでしたけれどね。家賃も全額補助じゃないし、教育手当って義務教育なのに日本人小学校であっても半額支給とか。エアチケットはわざわざ駐在員規定に「最も安いチケットを選ぶこと」って但し書き書いてあるし。 笑
駐在じゃなくなると、当然ですが上に書いた手当が全てなくなります!
ついでに日系企業を退職するので
・日本の厚生年金
・日本の健康保険
・阿財の厚生年金に付随して加入していた私の扶養分の年金
全てなくなりました。今現在、日本の年金や健康保険に関して我が家加入していない状況です。
年金手帳の返却
阿財の会社から阿財の年金手帳の返却がありました。
今後私たちの年金をどうしようか日本の年金事務所に問い合わせした
今後我が家の年金どうしよう・・・ということで、夏の一時帰国時に年金ダイヤルへ電話して問い合わせしました。
回答してくれた年金ダイヤルの担当者の方はとても丁寧に対応してくれました。その方曰く
年金ダイヤルで回答できるのはここまでで、ケースバイケースでもある模様。
詳しくはお住いの地域の年金事務所(お住まいと言っても非居住者なので、便宜的に手続きしやすい場所。「実家が長崎県〇〇市にある」と話すと、そこの年金事務所に直接問い合わせを、とのことでした。
で、今に至る、というわけです。
上海在住の老婆(中国人と結婚した日本人妻)に聞く
周りの友人に聞くと、中国人との国際結婚した日本人女性、住民票を抜かず、そのまま日本の健康保険、国民年金に加入している人が結構多い。
国民年金の任意加入の手続きをするにしても、日本へ行って手続きする必要があるため、今のところは私もできることはなく・・・
退職の前に日系の会社が福利厚生でかけていた阿財の確定拠出型年金が阿財の職位変更によって脱退しており、その後どうするかの手続きも進んでおらず。
一度ちゃんと日本で手続きしないといけないです!日本の年金。目下、国民年金を任意加入して日本の健康保険も入りたいなと思っていますが。
あ、今って日本人駐在員も中国で仕事するなら中国の年金にも入らないといけないのですが、阿財の会社はガン無視で、中国人従業員の阿財にもそれをかけていませんでした。
「退職者への資料」で「住民票を置いている自治体へ国民年金の加入手続きをお願いします」と書いてありましたが、会社の指示で住民票抜いたのになぁとちょっと思いました。
日本の健康保険証の返却
退職と同時に日本の健康保険組合からも脱退するため、健康保険証の返却を求められました。
こないだ日本の友達がこっち来たから渡して郵送お願いすればよかった!
海外医療保険者証の返却
会社が駐在員にかけてくれている海外医療者保険の保険証の返却をしました。
以前退職後も使用していた元社員がいたんですよね・・・電話かけてもでなかったそうで。私はそんなモラルに反する事するつもりもありませんが。
改めて保険証を見て、家族4名分の保険料を見てみたら、合計113万円にもなっていました。中国住んで6年にもなるとこんなに上がるんですね(歯科、出産、予防接種はカバーしていないのですが。)。この保険証のおかげで日系クリニックはどこもキャッシュレスで受診できていました。
正直、日本の健康保険よりもこれがないことが心細い。笑
部屋の賃貸契約の変更
退職に伴い今住んでいる部屋の「賃貸契約」の変更が必要です。
駐在の場合、たいていは会社契約の部屋ですので、それを阿財個人との直接契約にします。
我が家の場合、領収書の発行手数料は我が家負担でした。以後個人契約になるため発行に560元かかる領収書を発行しても意味がありません。領収書の発行は停止することにしました。
仲介会社がメインで手続きをしていますが、大家とは微信でもつながっているので、大家とコンタクトを取って「今後は個人契約になりますがよろしく」の旨を伝えました。
今後決められた期日までに家賃を支払います。
16,000元・・・・日本円にして25万6,000円ってアータ
東京でも結構いい部屋借りれそうな勢いの気が・・・SUUMOとかHOME’sとかの日本の不動産サイトは心臓に悪いので見ないようにします。笑
最近阿財会社から10月分の家賃の支払いのことで連絡があったのですが、月末締めでなく退職した日を日割り計算してしっかり請求してきましたよ。わはは。そうよね、そうよね・・・。
学費も自腹
六斤小学校学費、年間4万元(64万円)+給食費など。これも自腹になります。ま、学校選びの時からこういうことを見越して自腹になっても通える学校という算段でここに決めたので、あと2年はこれでよし・・・。
六斤の学費は毎年9月と3月に支払いです。9月に支払った学費の2万元(32万円)の領収書がやっと数日前手元に届いたのですが、せめて9月分でも学費時補助してくれないかなーと阿財に言ってみましたが
そんなのめんどくさいし、みみっちい。しなくていいです。
と却下されました。半額補助なので、1か月1,600元(25,600円)強になる計算なんですけれどねー。はぁ。
まとめ:これからは自分の力で!
退職して会社の補助がなくなりました。住宅手当や教育手当は特にあてにしていなかったのでダメージはそれほど感じないのですが、
日本の年金や健康保険のことが気になります。
阿財もなるべく日本の年金が続けられたら、と希望していますし。長崎県某市の年金事務所は柔軟な対応をしてくれるのかなー。年金ダイヤルの人は「外国籍の人の任意加入はケースバイケース」という感じでした。
次の一時帰国では年金や健康保険に関して手続きする予定です。それまでにまた色々調べて方針を決めようと思います。
まぁ、自営業の友人なんかは、「もう年金受給の加入期間終わっているんでしょ?どのみちもらえるかどうかわからないんだから、もう日本の年金の支払いは終了して、金融機関が出している年金の金融商品購入したら?」と言われ、それでもいいかなぁと。
情報収集&いろいろ考えてみます!
駐在時の月給の1~3か月分くらいの余裕があれば、家賃の支払い、突然の医療費発生などにも対応できます。私は特に使わなくても口座にある程度の金額がないとドキドキするので退職に備えて貯金にはげみました。
どうしても人民元が足りず、日本円の手持ちも少ないときは、クレジットカード(VISAやMASTER)を中国の銀行ATMに入れればがキャッシング扱いで人民元引き出せます。レートによっては日本円を中国の銀行窓口で引き出すよりもお得なときもあるそうですよ!
※諸事情により、阿財の退職後の状況についての詳しい話はここではしません。コメントで尋ねられてもお答えできません。
こんな記事もどうぞ!
こんな思い出深い2016年の国慶節をありがとう・・・

こんな殺人的な仕事っぷりで体をよくまぁ壊さなかったと思う記事2本。リアルに阿財の会社、業務中に突然死の方がいたんです。それも一人じゃない・・・。


で、こき使っている上に海外医療保険の更新を渋るという・・・涙

自己負担がかなりの額になるでしょうから大変だと思いますが、でもやはり阿財さんの体には代えられませんものね。
ブラック退社してよかった・・・と言っていいんですよね?
そっか・・・アイさんも次を探すんですね。
新しい条件で彼女に提案は全くしないんですか?
阿財さん、お疲れさまでした。