夫にパスポートを失くされた話 その3

海外在住者にとっては命の次に大事と言われるパスポート。

そのパスポートを突然紛失された・・・!

いつも全幅の信頼を置いている夫に!

夫にパスポートを失くされた話 その1
パスポート、それは海外では命の次に大事と言われるもの その保管についてはそれはそれは細心の注意を払っておかねばならないもの。 ま

おまけにこじれてこじれて夫とも関係悪化

夫にパスポートを失くされた話 その2
時は1月初め。そろそろ春節帰省や旅行の計画を立てようかな・・・という矢先に降ってわいた パスポート紛失騒動 こちらの続きです。

もうほんと気分はサ・イ・ア・ク

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パスポート紛失2日目の朝

阿財との関係はひえっひえのまま。

こう言っちゃなんですが、あの人ほんとこういう時は執念深い。私は割に気持ちをぶつけてしてしまえば後はパァッと忘れるのが常ですし、一晩経てば大抵のことは水に流すものなのですが、

阿財は私とタイプが違い、気持ちが持ち直すまで時間がかかるタイプです。

普段、なるべく子供には夫婦喧嘩をしている状況を勘づかれないように配慮する私たちですが、

今回は事が事だけに隠しきれず。

まぁ~、無理っす。

遂に子供を不安にさせてしまう

いつも阿財は上海のオフィスに出勤の際、会社の車の中で朝食を食べています。私は簡単な朝食を作って阿財に持たせています。

パスポートを紛失され盛大な喧嘩に発展したものの、私はこの日もいつものように、マホービンにお茶を淹れ、朝食と一緒にテーブルに置きました。

そしたら、阿財が外へ出ていく音がしたので、「持って行ったかな?」とテーブルを確認したら

朝食がそのまんま置いてありました。

こんにゃろーアタイをコケにしやがってと思い(育ちがよくない為言葉遣いが悪くてすみません。)、まだエレベーターを待っている阿財に「作ったから持って行って」と渡すと

なんと阿財、抵抗して持って行きたがらないじゃないですか!

ちょっと返されたくらいじゃアタイはめげないよ!とばかりに押し付け合いになり・・・

更にそんなもみ合いの現場を六斤(上の子)に見られ、

六斤号泣

六斤は私と違って線が細いんです・・・。ごめん、ごめんよ~。私たちの事情であなたにまで辛い思いをさせて。

きっとね、パパママ仲直りするから。大丈夫、心配しないで、と六斤に話しました。

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追い詰められた阿財からのメッセージ

私には何の情けもいらないから子供を辛くさせるような言動はやめてほしい、とwechatでメッセージすると

またもや阿財からの返事は中国語でした。

もう言っている事がおかしい。↓はその時やり取りした一部ですが。

あー・・・こりゃ阿財完全にあっちの世界へ行っちゃったわ・・・

阿財の精神が完全に立ち直るにはどれくらい長い時間がかかるかしら。

友人・家族に愚痴しまくり

私も心の叫びをどなたかに聞いてもらいたく、この日は昼くらいまでずっと友人、果ては日本の母親にも私の窮状を訴えました。

母とは1時間以上音声チャットしました。ちょうど家にいてくれてよかった!

阿財を信頼してパスポートを預けたのに紛失されて、それで私がキレて激しい喧嘩になった。

パスポートを失くされたのは何の落ち度もない私のなのに阿財が起こるのは納得いかない!パスポート再発行できたらソッコーで日本に戻る!

と切々と訴えたのですが、

母の返答は

ははは。でもねぇ~阿信ちゃん(うちの母、まだ私のこと名前+ちゃんづけで呼ぶんですよ!恥)、

今までお母さん、阿信ちゃんから何度か阿財さんとひどい夫婦げんかしたって切々と話したことあったけれど、

結局暫くしたら仲直りしたじゃないの。

だから今回も大丈夫よ。時間薬って言うじゃないの。時間置いてみたら?

パスポートがなくなったのは大ごとだけれど、手続き踏めば再発行できるんでしょ?ケガとか病気じゃなくてよかったじゃないの。

でした。

そう、結婚して数年くらいの時期はそれこそ、

「お母さん、阿財からこんな事言われた/された!もう私離婚する!田舎に帰る!!」

と母親に涙ながら何度か電話をしていて、

その度に母は「そうなの・・・もうあなたこっちに帰ってきたら?」と言ってくれ、ひどく心配してくれたものだったのですが、

その後しばらく経つと何事もなかったかのように仲直りしている私たち。

母は今回も「特に問題なし。時間の問題」と判断したのでした。

ちょっと突き放された感あるけれど、母の言う事も一理ある。

知人友人たちもこの時ほんっっっっとうに親身になって私の話を聞いてくれました!あの時聞いてくれた人たちに感謝です!

私も色々考えた

私は考えました。

なんで阿財はあそこまで頑なに、パスポートを紛失したと思われる上海戸籍の申請先に私が行くのを拒んだのか。

私が警察呼んで監視カメラを見たら、進めている上海戸籍への移動申請に影響すると思ったのかな・・・。

中国一の経済発展都市の上海です。そこでの競争は熾烈。上海人でない、外地人の阿財が上海での生き残りを懸けたつもりの上海戸籍の申請だったのかな・・・。

私は外国人として上海に住んでいるけれど、阿財は外地人として私とは違った感覚で上海に住んでいたのではなかったのかな・・・。

母の言うように、パスポートは再発行すれば取り戻せる。でも上海戸籍は?手続き関連では担当者の胸先三寸で決まることも多い中国社会で、私が申請先で騒いだら阿財のこれからの将来設計も崩壊する恐れがある。

それは私たち家族にとっても、決していい結果ではない。

そうだね、パスポートは手続き踏めば再発行できるんだから、粛々と手続きをしていけばいいんじゃないか、と。

ここまで気持ちが整理できました!

ふと見たインスタの書き込みで・・・

話は前後しますが、朝インスタをぼうっと見ていたら、こんな書き込みが目に入りました。

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入口にある御像は聖アントニオ。失せ物の守護聖人である。お御堂の中は現行の典礼に合わせてリフォームされている。ここら辺は米軍の爆撃から免れたのだろうか?気になる。 先ず天井が高いことに気がつく。日本にも所謂『洋風な』教会はそれなりに有るけど天井は思った程高くない所が多い。天井の高さの違いは建築構造の違いなんじゃないかな? この教会について帰国後調べたら、ハノイで唯一外国語のミサ(英語)をたてていると書いてあった。 #ベトナム #vietnam #越南 #ハノイ #河内 #hànội #hanoi #하노이 #ベトナム北部 #首都 #capitalcity #散歩 #walking #ハノイ観光 #クアバック教会 #北門教会 #nhàthờgiáoxứcừabắc #カトリック #catholic

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この書き込みをした小小天使さんは、ツイッターで私に「この建物いいですよ!」と上海の味のある建物をDMで教えてくれるいい人です。

国内外旅行をよくされていて、この写真はベトナムのハノイにある教会のもの。

なになに・・・聖アントニオ??失せ物の守護神??

まさに今の私にぴったりじゃないの!とこの写真を拝み、コメントを残しました。

そしたらとても丁寧な返信をいただき、霊験あらたかな聖人であることを教えてもらいました。

やり取りの中で更に私から

朝はパスポートのことで拝みましたが、今や夫婦の愛情で拝みたい気分です。

と書いちゃいましたよ!もうパスポートなんていいや。どーせ出てくるわけないし。

もうここまでこじれて・・・いつになったら光が見える事やら。

なんというどんでん返し

その後はもう気分も落ち着いたので、ネットで買い物でも、と日本のサイトで買い物を始めました。

決済画面でクレジットカードの入力が必要なので、我が家の貴重品を保管するカギ付きの引き出しを開け、クレカを取り出そうとしました。

その引き出しにはパスポートも保管してあって、引き出しを開けると、私のパスポートケースも目に入りました。

ああ・・・これ、もう中身がないんだな。涙・・・

と思って手に取ると、予想に反して

あれ?硬い感触。

え?中に何が入ってるの?

と開けると

あらやだ、私のパスポートが入ってる!!

一体どういうこと!!??

素で腰が抜けました。

あわあわ・・・と、とにかく、まっさきに阿財に連絡しないと!と阿財に電話したのですが

あの人私の電話に出んわで不通。

ったく・・・執念深いのう・・・

そうだ、入管の説明では来週月曜日に「パスポート紛失証明」ができるんだよね・・・それを取りにいかなければ大丈夫なのかな?もしかしたら何か手続きが必要なのかな?とまずは入管に確認だ!と電話を入れました。

事情を話すと

先方は非常に慌てた声で

今すぐ入管の申請窓口に来てください!

月曜に証明ができた後ですとパスポートが無効になります!!

早く!急いで!

と言われ、もうそのまま(部屋着のスウェットで 笑)タクシー呼んで入管へ。

タクシーに乗った後も阿財に電話するんですが

電話に出んわ~

これがグッドニュースだからいいものの、私が死にそうなケガとかの緊急事態だったらどうするんだ!とムカつきました。私はどんなに喧嘩してもこんな事はすまい。

タクシーは順調に入管に着き、

私は3階窓口に駆け込みました。

ちょうど、昨日私の申請を受理した窓口の人がいました!

パスポートの現物を見せて、「昨日パスポートの紛失証明を申請したんですが、さっき出てきたんです!」と言うと、

係りの人は「あー、あなたね」という感じで私が昨日書いた申請書を出してきて、

「ではここに直筆で『护照找到了,取消报失(パスポートが見つかったので紛失申請を取り下げます。)』と書いてサインをしてください。それで申請取り消しできます。」

と。

もうドキドキして書きました。

「パスポート紛失証明」ができると、紛失を届け出たパスポートは使用不可になり、後でパスポートが見つかっても再発行の手続きが必要になるのだそうです。

サインし終えた時の爽快感と言ったら!!

これで何もなかったことになったーーー!!!!

しかし、真っ先にこの喜ばしいニュースを伝えたいのに、相変わらず電話に出ない阿財。ニャロメ―と思い、パスポートの写真をwechatで送ったら

見つかったの?

と秒速で返信きました。

なんだケータイ手元にあるんじゃない!と思い、阿財に電話をかけたら今度はあっさり出ました。

もうパスポートは見つかったんだから、これまでの仲たがいはやめよう。いいこと何にもないし。いいね?

と話すと、阿財めっちゃ渋々な感じでしたが、「わかった」と言ってきました。

これにて一件落着~!!

私のパスポートはどうして「なくなった」のか

パスポート紛失の真相

なぜ私のパスポートが引き出しにあったのか。なのですが、

ひとえに阿財の勘違い、です。

あの日確かに阿財、私のパスポートを持って上海戸籍への移動申請に行きました。パスポートを持って外出したことは確かです。申請先へ行く前に住んでいるマンション事務所で私のパスポートのコピーを取ってもらっているのです。

交番での「事案発生証明」や入管での「パスポート紛失証明」の申請の際にはその時のコピーを使いました。

で、どのタイミングで阿財は「失くした」と思ったのか。それは申請先窓口でパスポートを預かり、返却された際に「奥さんのパスポートがありませんよ」と言われた時です。

そうです、阿財は私のパスポートを申請先窓口で渡していなかったのです。

ここで落ち着いて探せばいいものを、阿財は「確かに窓口に渡した」と盛大に勘違いし、探しても見つけられなかったためにこの騒動に。

私もね、探しても探しても見つからず、阿財がヘロヘロで帰宅したときによくよくあらためれば良かったんです。

それなのに、もうこれ以上パスポートはじめ重要資料が紛失するのは怖い!と思い、さっさと引き出しにしまってしまった。実はこの引き出しにしまった際、私のパスポートもちゃーんとあったんです。

阿財に真相は話していません

賛否両論あると思いますが、実は今回、阿財にはパスポートが自宅引き出しにあった、とは話していません。

あんなに必死になって探していた私のパスポートは実は紛失していなかったのです。私のパスポートはずっと阿財の手元にあったのに、なくしたと大勘違いしていた。これを知ったら阿財ショックを受けるのでは?と思ってしまい・・・

今のところ阿財には「親切な人が拾って入管に届けてくれた。誰が拾ったかも不明。」と話しています。

ここら辺は意見が分かれるところだと思いますが・・・。

阿財はプライドが高いですし、私よりも繊細な部分があるので。今は真相を言わない方がいいかなと。

春節香港旅行・義実家帰省の予約

パスポートも出てきたんだから!とその後はサクサクと春節の香港旅行と年越し義実家帰省のチケットなどなど予約。

パスポートは日本しか所持しておらず、中国の戸籍にも入れていないのに、中国籍があるとみなされている国籍がねじれ状態の下の子豆豆、中国の出入国時に必要な通行証も上海で初申請し数日で取得できました。

以前は阿財戸籍地の入管まで戻らないと取れなかったのですが、阿財が昨秋、新式の「上海市居住証」を取ったところ、居住地での子供の通行証の申請が可能になりました!これは悲願だったのでうれしい。これまで泊りがけで義実家に行っていた手間に比べたら・・・。感涙

というわけでパスポートが見つかったことでまーるく収まった阿信家なのでした。

交番で「事案証明」の取り消しをお忘れなく!

また、最後に交番へ行き、「事案証明」の取り消しをしました。

窓口へ行き、事案証明とパスポートを見せて「出てきた」と事情を話すと、

「じゃ、これは預かっておくわ」と証明を回収されて終了。

スーーーーーーーーッキリ!!!!

戸籍謄本は必要なのでこの際とっておいた

そして司法書士さんに依頼していた戸籍謄本ですが、この機会にと、ずっとやりたかった、下の子・豆豆も入った家族4人の戸籍謄本の外務省と在日本中国大使館の認証を依頼しました。

中国で結婚の手続きをしておらず、結婚証がない私たち。外国人居留許可を申請する際の家族の証明がこの認証済の戸籍謄本です。

認証の代行は「華僑総会」がしてくれます。1件1万円ほどで上海の自宅までEMSで送付してくれます。以前別件で華僑総会の方に依頼したことがあり、その時の担当者にメールでやりとりしました。

華僑総会では戸籍謄本の申請はせず、戸籍地の役所も戸籍謄本を申請者以外の住所に送付しないため、

司法書士さん戸籍申請→役所→司法書士へ戸籍返送→司法書士が華僑総会へ戸籍送付→戸籍認証→華僑総会が上海自宅へEMS

という流れです。春節直前、順調に認証戸籍が上海の自宅に届きました。めでたしめでたし♪

というわけで・・・

ほんと、あのインスタの聖アントニオにワラをもすがる思いで拝んだら出てくるなんて!最初からしっかり探せよ、というツッコミもあるとは覚悟してますが(笑)、本当に不思議・・・!!

その後も色々と失くしものが多い我が家ですので、探しものの際は「聖アントニオ~」とやってます。結構効きます。

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