阿信家の今後・阿財の気力を戻した「ある言葉」 - Axin(あしん)の日々徒然 in上海

阿信家の今後・阿財の気力を戻した「ある言葉」

こんにちは~阿信です。

我が家に訪れた危機ですが・・・

ええー!やっぱクビ!?阿信家最大の危機・・・涙
こんにちは~阿信です。 もうこのところ、心がざわざわ・・・ ざわざわしまくりで!! ブログ書く気力もへこたれそうな日々でし

ブログの反響がけっこうすごくて。

私の境遇を心配したり励ましてくれる声を公私ともにたくさんいただきました。

あー私・・・

一人じゃなかったんだー

と、光が見えた気がしました。

ま、私はこんな性格なので「どうにかなる!」と思うのですが、問題は私より心持デリケートな阿財の方ですよ!

もうほんと、あれからお葬式のような顔しちゃって・・・

いつもの何気ない夜。

リビングで上の子・六斤がTVを見、下の子・豆豆がおもちゃで遊び、

どよーんと暗い顔した中年男がソファの端に座ってケータイ見てる。

もうどうにかならんかねー。

目次

阿財のこれからの進路

残念ながら我が家に莫大な資産があるわけでもないので、今後の生活の為にはお金を稼ぐ必要があります。

仕事をしなきゃならないのですが、

①会社勤め

②自分で作った会社で働く

の2択になるわけです。

これまでの阿財は選択肢①の道を探していました。

しかし①ですと、上海在住の仕事がなく・・・

というか、いろんな仕事の求人はあるのですが、阿財のこれまでの職位や待遇との連続性、したい仕事とマッチする求人が見つからず。

私は前のブログでも書いたように、起業もありと思っています。

実は阿財の起業話は前からあって、出資者やパートナーを集めるも、阿財は本業が忙しくて取り組めず。

なら、今こそ本腰入れて取り組めば??

と、話すと、「そうだね」と話していたのですが、

占い師から「一家離散の危機」と予言されてショックを受け守りに入り、

その後は阿財に「起業は?」と聞いても、

「そんなの無理に決まっているじゃないですか!」と逆ギレされてました。

こりゃ相当余裕なくなってるわ・・・

その後、阿財は日本勤務の仕事の話が進み、どういう業務をしていくかの計画書を書くことになりました。

深夜まで響く、阿財が計画書を打つPCのタイプの音を聞いていたら

私まで眠れなくなってしまいました・・・

阿信も阿財の転職先を探してみた

そして私も本当に上海勤務の仕事がないのか探してみたくなり、友人のつてで人材紹介会社の人を紹介してもらいました。

そして阿財の経歴を送り(私のPCに入ってる 笑)「上海勤務の仕事の紹介をお願いします」と伝え、返答を待つも

すぐに紹介できる案件はないとの回答でした。

詳しく聞くと、

・最近は中国駐在から現地化を進めているところで、駐在員レベルの給与や待遇の求人はかなり少ない。日系企業の中国ビジネスはベースは日本勤務・中国は出張で、という仕事が多い。

・駐在員は転職組は少ない。長くその会社に勤務した社員が駐在に行くケースが多い。

・中国から東南アジアシフトが進んでいる。

そうで、今中国駐在の仕事というのは本当に少ない。

そして待遇面も聞くと、覚悟はしてましたが、年収ダウンどころじゃない規模の大幅ダウンで・・・3分の1以下??

うーん、本当に厳しい。

そしてその話を聞いてますます険しくなる阿財の表情・・・

阿信考える

起業にせよ、転職にせよ、

日本に住むにせよ、中国に住むにせよ・・・

私も阿財のクビ話とこれから起こりうる変化にショックやら不安やらたんまりありますが

私にとって一番つらいのは、なんてったって

阿財の気落ちっぷり

私が明るく接しても、励ましてもどうしてもダメ

それだけ「この家庭を、生活を守りたい」という気持ちが強いことからのプレッシャーというのが分かるのですが、

傍から見てるとつらすぎる・・・

ほんと元気がなくちゃなんもできないわ・・・

この間、ブログやツイッターを見て、プライベートで交流がある人から続々とメッセージが届き、私も「うぉぉつらい・・・」と話すことで自分の感情の整理もできました。

この節はありがとうございました!人生捨てたもんじゃない。

結局下した私の結論は

・続けることがつらい仕事にはしがみつかなくていい。今の阿財の仕事はクビになってもならなくても辞める。

・色んな選択肢があって考えても仕方ない。どこに行ったとしてもいいところ・悪いところがあるし、結局は自分がしっかりしていれば住む場所は関係ない。

・決まったところがご縁のあるところ!流れに任せよう!

※六斤のことや、私の仕事のことについてまだ色々感情はあるものの・・・

ざっくりとこんな感じにまとまりました。

気持ちがまとまった後で再度の話し合い

こうして割にすっきりとした気持ちで仕事から帰宅したところ、阿財は既に帰宅していました。

阿財は日本勤務の事で頭がいっぱい。私に「そろそろ自分たちは日本に戻る潮時だったと思う。」と言いました。

阿信「日本勤務の話、まだ正式に決まったわけじゃないでしょ?これまでの転職話みたいに、年収がまた大幅に下がるなら、転職しても意味ないよ。」

と答えると、阿財若干イライラした感じになり、「じゃあどうやって生活していけばいいんですか。」と。

阿信「私も今後のことはどうなるか分からない。決まってもいないことを話しても仕方ないし。逆に決まったらそれに任せることにすると決めた。だから今日本の話をしても意味がない。」

阿財「これからのことについて冷静な議論をしたいのに、なんで君は分からないんだ!」

と怒ってしまい、部屋に入ってしまいました。

はー・・・まったく。

転機は急に訪れる

悲しい気分でスマホを見ると、中国人友人が送ってきたメッセージが目に入りました。

それはとある有名日本人経営者の言葉だったのですが、「いいな」と感じたので阿財に転送。

阿財、近くの部屋にいるので「ピコリン」というwechat着信音も聞こえました。

届いてるな・・・

すると、

「阿信~」と阿財が部屋から出てきました

「この言葉、とてもいいですね!私たちがんばりましょう!この苦境を乗り越えましょう!」

ちょ、ちょっとどういう変化よ~

すっごい変化に私もびっくりでしたが、その阿財表情には確かに笑顔と目力が戻ってました!

その言葉とは・・・

不管遇到怎样的困难,拿出勇气从正面去解决,这是非常重要的。

产生这种勇气的源泉,就是对对方的关爱之心。

只要能舍弃自己,不顾自己的得失,全力为别人付出,这时候真正的勇气就会涌现。

【阿信テキトー訳】

どんな困難に遭遇しても、勇気をもって正面から解決すること、これはとても大切です。この勇気は、まさに相手への思いやりの気持ちから出てきます。

自分を捨て、自分の損得を捨て、人の為に全力で尽くす、このときこそ本物の勇気が湧いてくるのです。

ちゃんと話し合いができた

その後は二人前向きな話ができ、起業の話も含めた「上海居残りプラン」についても選択肢の一つという事を阿財にも分かってもらえました。

起業の道も本当にね、イバラの道だと思います。

でも全く不可能で無理、と一蹴するのもよくないと思うんです。

阿財、先週待望の上海戸籍ができました。

半月後には新しいIDカードもできます。

この戸籍、阿財は自分で受け取って全然気づいていませんでしたが、私は表紙見て「ん?户口簿でなく户口卡??(戸籍カード)」という表記が気になり、色々調べました。詳しくはまた別で~

上海のマンションも買ったし、私たちが上海に根付いてがんばるのはまさにこれからのタイミング。

また、私もこれまで郊外のマンションにあまり関心をはらっていなかったというか、むしろ「買うの失敗だった」オーラをすごくここ最近出していてですね。そんな私の態度も阿財にはプレッシャーのひとつだったのかもしれません。

ふと考えたらあのマンションの周り、名門校はあるし(中国は名門校の学区内の住まいの値動きはカタイ)、大きなモールは開業するし、地下鉄駅も遠くないし・・・

悪くない。

いや、むしろそこに住んでもよくない?六斤も中学校からそっちにして。私の通勤は遠くなるけど、日本の東京都内通勤基準で言えば、片道1時間くらいならまぁ普通だし。

と、話すとちょっと阿財も心もちよくなったようで、「そうですね」と。

そして表情も気持ちもまた明るくなりました!

よかったよーーー。

その夜、阿財はかつて起業の話をしていたパートナーへ連絡して、ビジネスの話をしたりしていました。

しかし上海を去る選択肢もくすぶってはいる。

阿財の気持ちはこのように前向きな感じになりましたが、日本勤務の話も完全に消えたわけではありません。

私の仕事のこととか、六斤や豆豆の教育のこととか、ローンのこととか・・・

問題は山積のままなのですが、

日本勤務の話も、待遇面詰めていませんが、阿財がそっちを希望するならそっちもありという気分でもいます。日本も日本の良さがあります。スーパーのお惣菜の種類豊富だし、お菓子も美味しいし、居酒屋も多いし・・・笑 それもちゃんと家族が納得した上での決定なら、その選択でいきます。

ただ生活の為だけで転職を選び、これまでも度々我が家でも話題に上っていた起業をあきらめるのはもったいない。

私の気持ちはちゃんと阿財に伝わっている、という安心感が今はあるので、もうこの前までのどんよりとした不安はないです。

あとは流れに任せる。はてさて阿信家の選択は・・・?

こうご期待!(私もこのブログを書いている時点でこの先どうなるかわかりません・・・^^;)

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