今私はとってもとってもとおーーーーーーーっても
スッキリ!!
やっと家庭教師が我が家に来ないことになりました。
端的に言うとクビです。
目次
ついに家庭教師をクビした
これまでの事でだいぶ私の堪忍袋の緒が切れかかっていました。
↑の件から2週間ほど経った頃。
六斤、土曜日に外出の予定がができたため、いつも土曜に来ていた家庭教師の授業を日曜に変更しました。
そして授業時間中、ずっと六斤の宿題を見ていました。
ここで「ずっと六斤の宿題を見ていた」と敢えて書いたのには伏線があります。
本来、土曜日に家庭教師には習字を教えもらっていました。でも週末は宿題の量が通常よりも増えるため、宿題を優先して見てもらい、余った時間に習字、というパターンになっていました。
習字の授業を始める時に家庭教師は私にこう言いました。
「習字は芸術の一種なので、通常の勉強を見る際の授業料よりも多く貰いたい。
いつも150元/1時間半なのだけれど、習字は200元/1時間半にしたい。」と。
それもそうだと思いOKしました。
そして先日の日曜、六斤はずっと宿題を見てもらっていたのです。
なので「1分たりとも書道教えてもらってないから150元」と判断し、私は家庭教師に、いつものように週明けて月曜日に先週分の授業料3回分、150元×3=450元を振り込みしました。
振り込みはスマホ内の銀行アプリでサクッと終了。
すると家庭教師。wechatで、
「授業料を受け取りました。でも、50元少ないようです。おそらく操作の間違いかと思います。次回振り込みの際に50元を振り込んでくれませんか。」
んん??
私は即座に返信しました。
「いいえ、間違いではありません。先生は前回六斤の宿題を見ていて、習字のレッスンをしていませんよね。そんな状況では200元ではなく、通常の授業分の学費の150元が適当と思います。」
返信後、家庭教師からの返信はありませんでした。
翌日、突然30分早く来た家庭教師
そしてその次の日の火曜日。家庭教師の授業の日です。
はー、またあのジイさん来るのか・・・という気分で昼間過ごして午後4時。
ピンポーン
ん?六斤が帰宅したのかな?
と思ってドアを開けると
家庭教師が立っているではありませんか!
私「な、何ですか?まだ六斤帰って来てませんよ。」←まじで慌てた
家庭教師「六斤母上、それは問題ないんです。今日はちょっと話があって早く来ました。」
なぬ!?
私はちょうどその時、超急いでしなきゃいけない事がありました。家庭教師の授業が始まる16時半でちょうど終わるように自分の中でスケジューリングして進めていたのです。
ちょっと、事前に言ってくれるならともかく、何で突然30分も前に来て・・・
あー、こんなヤツの為に予定狂わされるなんてさー・・・
もういいや。この人に合わせる必要はない。
「あいにくですが急ぎの用があって今手が離せません。事前に言ってくれればよかったのですが。」と言い、私はそのままダイニングテーブルで作業を続けました。
家庭教師は「はいはい。大丈夫ですよ。」と言い、私の斜め前に座っていました。ケータイいじり始めました。
図々しく人んちのWi-Fi使いやがって・・・
もう家庭教師の何もかもが嫌になってきてます。笑
六斤の帰宅と共に授業開始
そのまま家庭教師の存在ガン無視で作業を続けていたら六斤帰宅。
授業が始まりました。
その後、私の作業も終了しました。ちょうど阿姨(中国人お手伝いさん)が豆豆連れて階下に遊びに行き、洗濯物を干していなかったので私が干すことに。
干していたら、おもむろに家庭教師が私のところにやってきました。
ひえー来たよ!と内心思ったことは言うまでもない 笑
家庭教師「六斤母上、話したいことがあるのですが。」
私「どうぞ。なんでしょうか。」
家庭教師、話が始まる。
家庭教師「振り込みの件で・・・」
私「私の認識に問題がありますか?」
家庭教師「授業料を決めた当時の話を覚えていますか?」
私「憶えていますよ。『習字は芸術の一種なので、通常の勉強を見る際の授業料よりも多く貰いたい。
いつも150元/1時間半なのだけれど、習字は200元/1時間半にしたい。』ですよね?」
家庭教師「あともう一つ言いました。」
えっなに知らない←心の声
私「記憶にありませんが」
家庭教師「『週末なので加算料金がかかる』、と。」
そんなの本当に聞いた覚えがない。
私「いいえ、私その事全然覚えていません。」
こういう「言った・言わなかった」の話って本当にめんどくさいですよね~。でも私本当に覚えていないんですもの。
家庭教師「ではその事であなたと争うつもりはありません。ありませんが、言っておきたい。
私は六斤の授業以外は1コマ300元で請け負っています。それを六斤だけは150元でしています。
更に週末の授業も150元でするのは私の経歴から言って(元高校の国語教師)あり得ない。」
この時私の喉まで出かかった言葉・・・
「じゃあ他のご家庭を探しこのた方がいいのではないでしょうか?」
まぁ、それを言ったらおしまいよ、的な感じもしたので引っ込めました。
家庭教師「これ以上この件について私から言う事はありません。が、この事実を知って置いてほしいので話しました。」
私「はい、わかりました。」
この時までは思ってました。
ぜってー次回からも書道の授業しなかったら150元にしてやる、嫌だったら違う家探せばいいじゃないの。と。
しかし家庭教師の話はこれで終わらなかった!
家庭教師からのもう一つの話
続けて家庭教師は驚くべき話をしたのです。
家庭教師「もう一つ話したいことがあります。」
私「はいどうぞ。」
すると家庭教師、旅行パンフレットを私に見せ、
家庭教師「非常に安い売れ残りツアーがあり、同窓生と一緒に旅行することにしました。明日出発です。上海へは3週間後に戻ります。」
はぁ!?またぁ??
この家庭教師、旅行のローシーズンになると数週間、長ければ1か月に渡り旅行に行きます。退職しているジジイ人には人も少ない観光名所、価格も安い、となれば旅行にも行きたくなるでしょう。
でも六斤は?通常通り学校へ行っています。家庭教師がいない間、どんなに厄介で大量の宿題が出ても私が見ないといけないのです。
家庭教師、春節(旧正月)の休み後も3週間に渡り旅行へ行っています(寝台列車に乗って中国南方周遊の旅)。そして今回は先日5月1日からの労働節休暇あけのオフシーズンを狙ったな・・・
ちょっとちょっと
旅行ばっかりいい加減にしろっ!←心の声
もうね、私、あからさまになっちゃいました。
私の中で何かがはじけた。
すごくそっけなく「あ、そうですか。はいはい、分かりました。」であしらいました。
家庭教師が見せてきた旅行パンフなんか目もくれませんでした。
「どうぞ授業してください」とも。たぶん手でシッシっとやっちゃってたかもしれません。
六斤には「明日から先生、アフリカ諸国を回るんだぞ。」
なぬ!アフリカ!?
六斤「アフリカ?すごい!暑いんでしょう?」
家庭教師「そうだなぁ・・・ペラペラペラペラ」
てめーの旅行のことはどうでもいいからさっさと六斤の宿題を見ろ!!
早く宿題を見たら一刻も早く我が家から出て行って!
と念じているうちに時間が過ぎ、授業終了。
その間「フアアアアア・・・」と何度あくびの声を聴いた事か。
まじめにやれ!
家庭教師の授業終了
去り際、六斤に「〇日に先生、帰ってくるからね。お土産持ってくるから楽しみにしていて。
六斤「わーい。」
どうせコイツが持ってくる「お土産」は
良くてホテルのアメニティのせっけん、便せん、旅先のパンフレットとかのフトコロ一切痛まない系の「ゴミヤゲ」、悪けりゃパッケージから分けてきた出所不明の食べ物とか使用済みの飛行機のイヤホンとか(←既に持ってきた)の即ゴミ箱行きでもらっても不愉快なブツばっかだよ!!うちにそんなゴミ持ってくんな!
と心の中で悪態をついてました。
阿信、考える。
その夜・・・
阿信考えました。
もうこの人に六斤の勉強を見てもらうのは限界だと。←「今さら?」と画面の向こう側の声が聞こえてこなくもない。笑
まず、
・ちょっとおかしい。一日30件とか40件のメールを送ってきた。ゴミヤゲを渡す。
・「小学生から高校生までの勉強を見れる」と言っている割には六斤の学校レベルの英語でミスが続き、結局私が英語を見る羽目に。
・六斤の成績、英語が頭抜けていいほか、国語もまぁまぁいいけれど飛躍的な伸びはない。数学はもっとダメ
・突然長期間休む
・あくびを連発する。コソっとするならともかく、割と大き目の声で何連発も。
・授業料でもめた。
・阿財もつい先日「家庭教師は本当に効果があるのか?」と私に聞いてきた。
・・・と、いろいろ挙げていたら
こいつもうクビ!!
という気分に。
でもどうしたらいいんだろう。誰がこれから六斤の宿題を見るんだ・・・。
ほんとに真剣に悩む。
以前宿題塾(晩託班)に入れたけれど、21時近くになっても宿題が終わらず、先生もお手あげでやめたこともあったんだよね・・・。
再びの宿題塾を検討
と、ふと、六斤が一番仲良くしているクラスメイトのことを思い出しました。あの子宿題塾に入っているという話だったよね?成績もクラス上位だし・・・あの子が通う宿題塾はどうなんだろう。今は六斤にもある程度の学習する習慣はついているから宿題塾がいけるかもしれない。
厳しい宿題塾で、授業中私語一切禁止、夕飯は17時半に皆で一斉に食べ、大体18時半から19時の間に宿題を終わらせて帰るという・・・
クラスメイトのママに連絡して聞いてみました。
「今あきがあるか分からないけれど」と塾の先生の連絡先を教えてくれ、事情を話しました。
私「でも六斤が貴塾に適性があるかどうか分からないので体験させてもらえませんか」と話すと
塾の先生「体験レッスンはありません。それに来月からでないと入れません。」
わわー。私が見切れない宿題があったらどうすれば??
「実は私は中国人ではなく、これまでお願いしていた家庭教師も3週間休暇をとってとても困っているんです・・・。」
と身の上を話すと「いいですよ。明日から来てください。」と。
地獄にほとけだ~。
六斤、宿題塾へ通い始める。
こうして六斤の宿題塾ライフが始まりました。
流れはこう。
放課後、六斤学校まで塾の先生が迎えに来、塾に着いたら宿題開始。
17時半になったら塾内で作った夕飯をみなで食べる。食べ終わったらすぐ宿題再開。
宿題終わったら親に連絡が行き、親は子どもを迎えに行く。
です。
月曜から金曜まで学校がある日は毎日通います。これで一か月の代金 2400元(40,895円)
家庭教師の場合は、週3回、各一時間半/コマで一か月2000元。(34,000円)
宿題の進捗に関わらず時間が来たら家庭教師はバイバイですが、宿題塾は宿題が終わるまで見、しかも夕飯付きで2400元。
もう400元(6,800円)の差なら塾でいいじゃないでしょうか。
六斤、宿題塾初日は金曜日。そう、週末の分までたっぷりと宿題が出る日です。
「宿題は塾で終わらせる」と聞いた時、そんなうまい話があるものかと思いました。どんなにがんばっても六斤の集中力が続かず、結局日曜の午前までかかってしまうんです。
その事を塾の専制に伝えると「まぁ、初日ですから様子を見ましょう」と。
19時半。
まだ塾から連絡は来ません。豆豆と遊んでいても六斤が気になります。
ほんとに宿題終わるの?六斤、泣いたりしてないかな・・・とか。
聞いてみると「迎えに来ていいですよ。と。
塾までは徒歩5分ほど。行くと六斤「最後の宿題をしている」とのことで、少し待ちました。
保護者待機用のソファーなどあります。六斤は最後の方だったのでもう待つ保護者もいません^^;
しばらくすると六斤出てきて「ママ!読書記録以外全部終わったよ!と。
読書記録とは週一回、その日に読んだ本のタイトル、読んで素敵に感じた語句を書き連ねる宿題です。これは40分程度あれば終了しますし、見て書けばいいので難易度は低いです。
ひえ~本当に金曜夜に週末の宿題が終わった!
すごいわ。宿題塾。
先生に聞くと、「まだ六斤はこの塾のペースに慣れていないようです。でも英語もよくできるし、算数のプリントのできも良かったですよ。しばらくすればもっと早く、正確にできるようになります。」
そう、こんな言葉を聞きたかった・・・。
家庭教師へ伝えた
というわけで。六斤宿題塾へ行くことになりました。
家庭教師へはwechatで
こんにちは、六斤は別の塾へ通う事になりました。
これまでの尽力にとても感謝しています。
今後、六斤に学習上の問題があった際、連絡を差し上げるかもしれません。
最後に、楽しい旅行を!
と。
「今後、六斤に学習上の問題があった際、連絡を差し上げるかもしれません」←これウソ
「楽しい旅行を!」←いっつもこっちの都合ガン無視で長期間旅行行きやがって・・・という気持ちから発せられてます。
見たかどうか知りませんが、家庭教師からの返事はありません。
これも私からの嫌がらせですよ。楽しい旅先にクビ通告してやったんですから。これくらいして当然でしょ。←もうめっちゃ嫌なやつだわ
というわけで今私はモーレツにスッキリしています。
タイトルの「イカ炒め」ですが、中国語でクビにすることを「炒鱿鱼(chǎo yóu yú) 」と言うことからです。
ピリ辛イカ炒めでビール飲みたいなぁ・・・
わははは!爽快、爽快!
スッキリされて何より( ´∀`)
突然旅行行っちゃうなんて『家庭教師』ナメてんのか!?って思いました。
現役の先生が副業で家庭教師って…と思っていましたが、雇う側としたら定年した先生よりずっと良さそうです。