小さいお子さんがいる家庭の必須アイテム
ベビーカー
六斤を産んでから分かったのですが、ベビーカーの世界も奥が深い。
各メーカーが様々な魅力を持った製品を開発しています。
ベビーカー、これまで私にしっくりくるものは日本のメーカーの物でした。
細やかで耐久性もあって、アジア人の体格にも無理のない作りで・・・
でも今私が住んでいるのは中国上海。
それこそお金を出せば、日本のメーカーの中国向け製品や日本からの輸入品も入手できるのですが
持って生まれた貧乏性がそれを許さず・・・
目次
既にベビーカーがあるので一時帰国時のベビーカー購入を渋った
どれだけ深刻な貧乏性かと言いますと、
夏に私、一時帰国したのですが、期間中数日間ですが大阪へ行く用事ができたんです。
豆豆のベビーカーどうしよう。とめっちゃ迷いました。
買おうか買わまいか・・・
既に上海の家には豆豆1歳になった後からタオバオで買ったこちらのB型ベビーカーがあります。
最初これをそのまま日本へ持って行こうと思うも、自宅→上海の空港→日本の空港→タクシー→船(離島なもので)→車→実家
・・・さっさか移動したい時ってベビーカーよりも抱っこ紐で抱っこしちゃう方が楽なんですよね。
しかもこの船!がですね・・・。これ船着き場での写真なんですが。
赤ちゃん連れ及び子どもは優先乗船対象外。
また、船も荷物検査はなくても、実は多すぎる荷物の持ち込みもNG。高速船は荷物置き場が特に少ないので、我が家のような海外から来る人にはちょっと大変です。ドデカスーツケースに小さい子におまけに子連れ。ヒエー。
そして高速船は座席指定でないため、乗るときの早い者勝ちプレッシャーが半端なく・・・だから時間的にフェリーに乗れるときはなるべくフェリーにして個室取ってますよ!乗る時間は倍以上になりますが。
ああ、もう想像しただけでベビーカー持つのはアカンと思いました。
この際日本のネットショップで買って実家に送り、大阪で使おう!とも思うものの・・・
でも実家はド田舎で。ド田舎だからこその車社会。
実家の周りはカメが歩き回るほどの田舎道で隣近所の家も実家の窓や庭からは見えないほど離れていて。笑 車に乗らなきゃどこへも行けません。
お店に行けばさすが日本のお店、田舎と言えどもベビーカート完備です。なので実家生活ではベビーカー不要。
だから買うのはもったいないなー。
レンタルも考えたのですが、最終的には「そこまでしてベビーカー要らないよね」と。
結局
と、いろいろ考えに考え、悩みに悩んで結局大阪行きの為にベビーカーを買わなかったほどの貧乏性の私なんです。
、最後の最後に物は試しと大阪に住む友人に尋ねたらベビーカーを借してくれそれを使って数日間しのげたのですが。感謝。
でもそんな私がこの度、一度買ったB型ベビーカーが不便で買いなおしました!
(以下、それまで使っていたB型ベビーカーは旧B型、新たに買ったB型ベビーカーは新B型と表記します。)
この旧B型ベビーカー、とにかく軽さと畳んだ時のコンパクトさで購入を決めたのですが、それを追求するだけでは中国上海生活でのベビーカー使用は不便だったんです。
画像元:商品リンクページ
日本輸出仕様なので外見も申し分ないですし、とてもしっかりした作りでした。
私も貧乏性なので悩みに悩みましたよ・・・結果、買い換えて正解だったので今回ご紹介します。
タクシー移動への最適化
中国、上海に住む日本人の多くは現地での車の免許を持っていない人が多いため、お抱え運転手がつくような恵まれた待遇でもない限り、日常の移動は公共交通かタクシー利用がメインに。
特にタクシーの利用が多くなります。日本よりも初乗りは安い、街中至る所で走っている、アプリで簡単に呼び出しできる・・・とタクシー天国
永らく路線バス派だった私も、最近は豆豆連れての移動はもっぱらタクシーなのですが、
旧B型ベビーカーですと折りたたむのが手間で。
このベビーカーのウリの細く、小さく畳めるのはとてもありがたいのですが、
画像元:商品ページリンク
これ縦に畳む方式なんです。そして畳むのにある程度の力が必要。
路上でタクシー見つけて、捕まえて、乗り込む際にベビーカーに最も求められる機能、
それは
とにかく素早く・簡単に畳めること。
ワゴンタイプのタクシーでしたら大抵のB型ベビーカーは畳まなくてもそのままトランクに載せらます。
でもいつもワゴンタイプが来るとは限りません。ワゴンがいいなーと思っていても結局止まったのはバンタイプだったりするんです!
写真は姉妹サイト「中国生活便利帳」から使いまわしてます。ま、自分のサイトなのでいっか・・・。
雨の日や朝夕の利用者が多い時間帯はワゴンタイプの方ががいいなんて贅沢もいいところですわ。
なのでまず新B型ベビーカー購入時のポイント①
中国のショッピングモール、おむつ替えスペースはほぼない
中国の街中、大きなショッピングモールであっても意外なほど授乳スペースやおむつ替えスペースがありません。
女性用トイレの便座の上でおむつ替えしたくてもきれいである保証はどこにもなく・・・
この話、しゃんはいさくらさんのブログでも出てましたが。上海のトイレ、改善してきたといえども日本の清潔極まりないトイレを見てしまった私にはまだまだ厳しい時も多い。

トイレのフタ自体もない場合も多いですし。あと我が家の豆豆のように動きまくる赤ちゃんなら落下の危険もでてきます。
授乳スペースやおむつ替えスペースがある画期的なショッピングモールであっても、いざ使おうと思ったら通常時はロックされていて掃除の人を探し出さなきゃいけないとか。
個室があるレストランではお店の好意で授乳やおむつ替えさせてくれるけれど
個室があるレストランではお店の好意で個室を使わせてくれたりしますが、いつも個室が開いているわけではないですし、これも完全にお店側の好意なので・・・。
これの解決策にベビーカーです。
ベビーカーにリクライニング機能があればこの問題は解決します。人気のない場所やトイレの前のスペースなどへ行き、ベビーカーをリクライニングさせておむつ替えすればいいんです。
新B型ベビーカーはフルフラットまではいきませんが170度のリクライニングができます。これでおむつ替えOK。
旧B型ベビーカーにはほぼリクライニング機能がありませんでした。若干の角度調節が可能ではあるのですが、新B型に比べると気持ち程度。
なので購入ポイントその②
またお昼寝時にも座った姿勢よりも寝た姿勢の方が子供もより気持ちよく寝かせられるんじゃないかという気持ちもあります。特にこれは阿財が主張していました。座ったまま寝るのはかわいそうって。
路線バス移動を考えると・・・
まだ新B型ベビーカーで路線バスに乗ったことはないのですが、旧B型ベビーカーの先代で使っていたA型ベビーカー(新生児でも使えるしっかりとした作りで重いベビーカー)を使用していた時、路線バスに乗ろうとしたら、乗降口の幅(路線バスによって真ん中に手すりが設けられているバスがある)がギリッギリで通すのに苦労しました。
その後旧B型に買い換えたら、その点はクリアー。ベビーカーをそのまま持ち込んで路線バスにも乗れました。
購入ポイントその③
座席部の高さ
春に蘇州へ旅行へ行ったときには旧B型ベビーカーを持って行ったのですが、とにかく人が多くて。人ごみの中を歩くとき、ただでさえベビーカー押していて危なっかしいと思ったのですが、通常の座席位置ですと尚更目立たず、人ごみ埋もれ感がすごかったです。こちら歩きたばこする人も多いですし危険すら感じました。
また、たまーにですが、高い椅子のベビーカーですと、子供用椅子がないレストランに出くわした時にも使えるんじゃないかと。私はそんな事態に対処して椅子に子供をくくりつけられるベルトもお出かけ時には持参しているのですが、
↑こういうベルトです(画像&リンク先はアマゾン)
私が使っているのは六斤が小さいときから使っている愛用品(分かります?物を捨てられない私の性格が・・・断捨離の昨今とは真逆をいってます 笑)
椅子の背もたれのサイズの関係でベルトも使えない店も出てくるんです。
そんな時も大人が椅子に座って子供にご飯あげてもそれほど大人がかがむ必要がなく、子供も下すぎないベビーカーが欲しいと感じました。こちらのお店は日本よりもゆったりとした作りの事が多く、ベビーカーをそのまま押して入れる店が多いというのもこちらならではの事情かも。
道路や排ガス、地上からの放射熱など、高めの椅子のメリットも多いので、今回高め座席も選択ポイントに。
購入ポイントその④
という上記4点を考慮して選んだのがこちらのベビーカーです。
タオバオ商品ページへのリンク
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タオバオ内でもかなりのヒット機種。
なんとお値段259元(4,403円。購入時) 今でも249~299元(4,233~5,083円)と出ています。
豆豆、あまりベビーカー好きでないし、1歳半という年齢なので、もう嫌だったらそれでいいや、これなら使わなくても心臓に悪くない値段だし、という気分で買いました。
安かろう、悪かろうももちろん覚悟して購入。
タイヤへのこだわりはやめた
こちらのガタガタ道でのベビーカー押しにくさからタイヤがしっかりしているものを選びたい気持ちも大きかったのですが、タイヤがしっかりするとベビーカー本体も大きくなりがちで。欧米仕様かと思うほどのごつさでここまで大きくなると今度は移動が大変そう。なのでタイヤへのこだわりは捨てました。購入者の評価を確認しましたがタイヤへの評価はそれほど悪くなかったです。
こうしてタオバオで悩みに悩んで決めた新B型ベビーカー。ついに手元に届きました。
注文して数日で届いた新ベビーカーがこちら
こうして届いたのがこちら。
見た目はまぁ普通にいいです。タオバオで見た通り。
シンプルですし、変なロゴがないのがいい。
一番欲しかった折り畳み機能も、説明通り、ベビーカー中央にあるベルトを引っ張れば真ん中で2つ折れします。
この2つ折れ構造、うまくするとタクシーの後部座席の足の部分にそのまま差し込むように入れられるかも・・・我が家はタクシーに乗るとき、たいてい六斤も一緒なのでトランクに入れるしかないですが。
タイヤが上を向かないのもいいね。タイヤ汚れていること多いから、ベビーカーを畳んだ拍子にタイヤが上に来て手や服を汚す心配もない。一部のB型ベビーカーはたたむとタイヤが上に来るのがあります。
シュウトメチェック的「ちょっとこれはな~」ポイント
はい。最初に言っておきますが、これは300元もいかない、中国でもかなり安いベビーカーです。それを買っておいてケチをつけること自体どうなのよ、というご意見があるのも重々承知していますが、完全に満足というわけでもないのでここに書いておきます。
ベルトがペラペラ
なんか頼りなげなんです・・・ぺらっぺらしてます。外れたことはこれまでないですが。
プラスチックの端っこの処理が雑
バリ?って言うんですかね・・・端っこがざらざらしたりささくれ立ったりしています。場所的に赤ちゃんが触ることはないので、これで大きなけがとかの心配はないとは思いますが。
あとこの差込口は日よけを刺すのですが、気が付くとすっぽ抜けてます。都度刺せばいいんですが。
そして今回写真撮ってて気づいたのですが
これまでもずっと手すりのこのクッション材が気になっていました。写真を撮るのを機に(私もブログに出すのでちょっとは写真映りを気を付けてはいるんですよ 笑)白いのを引っ張ったら、手すり内部にもこのクッション材が回り込んでいたことに気づきました。
そう、これは包装資材ではなくて、手すり全体の立派なクッション材の役割をしていたのです。このクッション材が左右5センチにくらいちょこちょこと見えています。
あとは全体的にお安いので「いつガタが来るかな」とか「扱いは丁寧にしておこう」と若干使用時にびくびくするくらいですかね。笑
また、これだけのヒット作ですので、街中遭遇率も高いです。
分かってますよ!一番いいのはお金をかけてしっかりしたベビーカーを買う事なんだって。あー、赤ちゃん本舗とか行ってベビーカーに豆豆を試乗させてゆっくりじっくり探してみたいよー。
やっぱり日本調達したい方に!上海市内で日本人ママがよく使っているB型ベビーカー
上海で育児をしている日本人ママは多くいます。そんなママたちが使っているB型ベビーカーで多く見るのは日本メーカーのもの。
特によく見るのはコンビのF2です。
私が実際に上海市内で見かけたパターンは、
《路線バスに乗るとき》
バスに母子で乗る際にもささっと2つ折りに畳めます。バスを待つ間にベビーカーを畳んでバスに乗り込み、お子さん抱っこでバスの座席に座る、というもの。F2はしっかり畳めて自立する設計になっているので、揺れる車内で片手でお子さんを抱っこ、片手でベビーカーを支えるにしてもそれほど難しくなさそうです。
《タクシーに乗るとき》
友人がF2を持っていて、タクシーに乗るときに見送るした際のことですが、母一人子一人で上海のタクシーに乗り込む際、ベビーカーを畳んでそのままタクシーの後部座席に差し込めていました。 トランク開けてと言わなくてもOK。
実際に新B型ベビーカーで母子でタクシーに乗ってみた
さてさて、タオバオで購入した新B型ベビーカーにてタクシー移動をした時の感想&レポをば。
外出したのは母一人子一人。この為にこの新B型ベビーカーを買ったと言っても過言でないんで付き添いなしで頑張ります。
まずタクシーを待つ間は豆豆を例の阿財から「トイレに見える」と言われた例の抱っこ紐で抱っこ。片手に畳んだベビーカーでスタンバイしました。

ベビーカーを畳んでタクシーのトランクに載せたりする際の子どもの安全の為にも、ベビーシートがないタクシーの乗車で不安定ということを考慮しても、ヒップシート単体で使用するのでなく、赤ちゃん連れのタクシー利用時はヒップシートに抱っこ用パーツまで着けてがっちり安定抱っこをする事を強くおすすめします。
画像元:商品ページリンク
タクシーが来たのでトランクにベビーカー収納。
目的地に着いてお会計を済ませ下車。トランクからベビーカーを出し広げます。旧B型よりもスムーズに広げられました。豆豆はしっかり抱っこ紐で安定抱っこされているため、私一人でも安定してベビーカーを広げられます。邪魔にならない場所でしっかり広げてから豆豆をベビーカーに降ろして移動開始・・・といい感じにできました。
ベビーカーのかごに物を入れるとタクシー車内で落とすおそれがある
別の日のタクシー移動の際、ベビーカーの下カゴに豆豆の靴をそのままポンと入れておいたのですが、ベビーカーを畳んでタクシーに乗せた際にトランク内に靴の片方が落ちてしまった模様で。後で豆豆に靴を履かせようと思ったらない事に気づきました。夏の終わりでサンダルだったこと、その後のお出かけ先は外ではなく室内だったので、「もういっか」とあきらめましたが、今後タクシーに乗る際はベビーカーのかごには極力物を入れないことにしました。
というわけで、新B型ベビーカーで移動は楽になった感じがします。豆豆が元気良すぎて引きこもりがちなんですが、この子家の中でも転んでけがする程やんちゃで。

通院でどうしても母子で出かける事になったりしますので、移動に伴うプチストレスや心配は解消しておくに限ります。
今回、いい買い物ができました。多くの上海在住の日本人の方はベビーカーを日本で購入されると思いますが、この記事が中国で生活する上ではこんな機能のベビーカーがあると便利ということへの理解や、中国で急きょベビーカーを買わざるを得なくなった人に何かのお役に立てればうれしいです。
安い!!
アメリカのベビーカーって丈夫だし、車移動を考えて作られているのですっごい重く、車の上げ下げが重労働だったんです。
日本のは軽いって聞いてたんで、私も日本で買おうか迷って、結局いいお値段だったので買わなかったんですが(笑)。