3年勤めたアイにやめてもらう計画、着々と進行中

みなさまに「ええーっ」と思われた我が家のアイ(中国人お手伝いさん)問題ですが、その対応、深く静かに進行中です・・・。

正攻法にアイに言って仕事改善を期待することは無理

正攻法に現アイに「ちょっと!市場のお金ごまかしているでしょ!」とか「他に雇い主がいて不便!」とか「お年玉を自分から要求するなんてずうずうしい!」とその場の感情に任せて言うのはNG。

「じゃあ、やめる!」となってその場でカギとか返して去ればまだいい方。次のアイを探してなければその直後から大変なことになりますが。

したたかなアイは表面上「はいはい」と聞いておいて(もしくはドンパチ開始)、心のどこかで恨みに思い、雇い主の見ていないスキに何か損害を与えるかもしれません。

一般的な中国人家庭のアイの辞めさせ方

中国では一般にアイに辞めてもらう時は事前通告はなしです。その日いつものように仕事をしてもらったら、帰りがけに「今までありがとう。もう明日から来なくていいです。はい、これは今までのお給料。ではカギを返してね。」とするのがスタンダード。

事前通告なんてしたら、アイはやめるまでに次の仕事を探そうと今の家の仕事の手を抜き放題、ひどければ盗難や嫌がらせの危害という話も聞きます。「立つ鳥跡を濁さず」という考えはアイにはないと思ってください。

重大な問題が見つかった時、その時点で「もうアイは去ってもらってもいい」という時です。替わりはいくらでもいるんです。新アイを用意して、いつやめてもらってもいいような準備を整えましょう。

私の新アイ探し

一番安心できるアイ探しのルートは何と言っても「知人からの紹介」。私は同じマンションに住んでいる人、マンションの住民ママグループチャットで募りました。

まずは人づてで探す

住民ママグループチャットでは「週1、2回なら我が家に住み込みのアイを派遣できるけれど、それ以上はちょっと無理」という返信でした。

夕方~夜の時間帯は一番アイの需要が高い時間帯です。大人数からなる住民グループチャットでも見つからないんだなと感じました。

ただ、今回私がグループチャットにアイを探している投稿をしたことで、そのグループチャットに参加している知り合いの多くが「私がアイの問題を抱えている」と分かり、犬の散歩時などで私と遭遇すると「どうしたの?」「大変ね」と声をかけてきました。そしてアイを雇う上での中国人としての常識を色々教えてもらいました。

どうしてもダメなら仲介業者かな・・・と思い始めた時、六斤が週一回参加しているマンション内の習い事(スピーチや表現を1時間やっています)に六斤を送りに行ったとき、いつも六斤と仲良くしてくれているお友達のお祖母ちゃんがいました。

私が赤ちゃんがいることを配慮してくれて、習い事の迎えや差し入れなどしてくれる親切な人です。

一度なぞ、私が六斤の習い事を送り終わった時、いい!、タイヤがつぶれる!、疲れますよ!と何度も固辞したにも関わらず、「早く乗りなさい!」と自転車の後ろに乗っけてもらって一緒に帰ったことがあります・・・。

その人に「アイを換えようと思ってる」と話し、事の顛末を言うと、

何!お年玉一か月分!?だまされてるよアンタ、そんなの私一切払ったことないよ!

とスッパリ。

そして憤りながら「私が探してあげる!いつから勤務開始が希望なの?今嫌だろうけれど私が見つけるまで待ってて。今感情に任せてアイに不満点を言うとあなたにも損害があるかもしれないから。」と。

やはりそういう警戒心は怠っちゃいけないものなんですね。

そして遂に「見つかった」との連絡が

そして数日後。お祖母ちゃんから連絡があり、「見つかったよ」と。

おおー。

そして週末。本当はアイ、土曜日にも我が家で仕事なのですが、「おなかをこわした」とかで来ませんでした。

「休む・・・ゴホゴホ」という現アイの音声メッセージにすかさず、

「あなたとは包月(固定給)の約束だけれど、今後自己都合による休みや遅刻はその月以内に休んだ分残業するか給料割引で対応します。お大事に。」と返信しました。

阿信
そして、週末豆豆ケガしてもう~大変でしたが。

その日の夕方、「一度我が家に来る」とのことで、新アイ登場。彼女は目下会社で掃除の仕事をフルタイムでしているんだそう。今の月給は3500元と言っていました。我が家は3000元で探しています(一日4時間)

阿信
こういうところから見ても現アイの給料かなりいいわ・・・。

今までさんざんアイペースで乗せられてきた私、新アイには「こいつちょろいわ」と思われちゃあいけません。

そして最初の顔合わせ

最初の顔合わせのメインはお給料と勤務時間(時間帯・時間数)の確認でした。アイは我が家の広さがどうなのか、雇い主の様子とか確認していたと思います。

勤務時間帯が「調整が必要」とのことで「後で連絡する」と言って帰っていきました。

翌日お昼「調整つきそう。いつから仕事開始できる?」と連絡してきました。

私「分かった。でもあなたの仕事ぶりがどうなのか私分からないから試しに働いて欲しい(试工shìgōng )。いつがいい?我が家、あなたに話したように月~土はアイが来ているからそれ以外でね。」

新アイ「では今日の午後に行きます。」

新アイの仕事ぶりをお試ししてみる

で、夕方やってきたアイ。さっそく掃除からやってもらいました。

言っておきますが、こういうお試しの時、誰でも一生懸命やるんです!誰でも。だから差し引き20%くらいで判断しましょう。笑

掃除の仕事をしていただけあってか、掃除は丁寧。我が家、コードレスの充電式掃除機なのですが、その充電が切れるまで掃除機掛けしてました(連続稼働20分)。ふむ、ちょっと作業が遅いかな 笑

現アイ、掃除のレベルがダメダメ。普段リビングは掃除するものの、ほかの部屋は言わないとしない、してもテキトー。

阿信
今朝なんて、「ホラ!六斤の部屋汚いよ!」と私に言ってきましたが、私は言いたい。「それはあなたの仕事ですよ」と。

今回新アイにはきれいにやってもらいました。ちょっと物の配置を勝手に崩されましたが、それはおいおい指導すればいいかな・・・。

言わなくてもベッド上、ピチッと布団を畳んでくれてました。

参照:小学館漢和辞典「被子」より

でもこの置き方、寝るときにすぐ布団をかけられないので個人的には好きじゃないんだけど 笑

中国人の超基礎的生活技術に「布団をきちんとたたむ」というのがあります。

思えば現アイには義父母が来る前「ちゃんとベッド片付けなさいよ!」と言われて「まずい」と思いましたが、

それはそもそもアナタの仕事じゃないの、という問題にもなるわけです。

ベッド位自分で片付けなよ、というのが大方の中国人の反応でしょうけど。

掃除はまぁ合格かな。お次は料理

そしてその日は私が2品夕飯の料理を作っていたものの、新アイに炒め物一品を作ってもらう事に。

ちょうど家にナスと肉があったので「油焖茄子(yóu mèn qiézǐ) 」を作ってもらおうと。

料理をする間、しっかりキッチンの扉を閉めて料理しています。現アイ、料理中もドア大開放。アイは夏は「暑い」冬は「寒い」、春秋は「忘れた」と言って大開放してます。

おかげさまで料理し終わるころにはリビングが煙い。

できあがった料理。

ん?これ油焖茄子に見えないぞ。

私は油をオイルポットに入れているのですが、その中の油が少なかったとかで、「红烧茄子(hóngshāo qiézǐ )」に変更されていました。

「油をたくさん使うのでこっちの方がいいかと」ぎゃー、私紅焼の味付けあんまり好きじゃないんだった。油焖茄子を期待していたのになぁ。

それにしても紅焼にしては味がしょっぱい。この日別のおいしいおかずがあってか、六斤も食べませんでした。

この「紅焼にしては味がしょっぱい」がそのあとの伏線になります。

油がなければ聞いてくれればよかったのに。今後は指示の変更がある場合は都度私に聞く、というようにしよう。

お試しでこの新アイは自分がいいと思うアレンジを勝手にする傾向がわかったわ。

子ども好きなアイだった

アイが掃除をしている間豆豆がアイにくっついていったりしていましたが(人見知りしない子)、アイは「自分には3歳の孫がいる。子供大好き。」と話していました。

豆豆がいつものようにどっかぶつけたりして「ワーン」とやると「どうしたの?」と都度気にかけていました。これまでの反省から新アイにがっつり子守をさせる予定はないですが、「子供好き」にちょっと安心。

安徽省でも北と南の出身で主食が違った。

2時間半。掃除と料理一品作りをして帰ることに。帰りがけアイに「何の料理が一番得意?」と聞くと「面食(小麦粉料理)」と言うではないですか。面食というと、麺や餅、マントウ、水餃子といった北方の料理。

この人、現アイと同じ安徽省の人なのに、と思って尋ねると、「安徽省でも北の出身なので面食をよく食べる」と。

おお、安徽省の中でもこんな違いがあるのですね。だからさっきの紅焼茄子、紅焼の味付けの割にはしょっぱいんだ。これは北方人の阿財にいい話かもね。

気になって再度安徽省の北部の位置関係を確認。水色の部分が安徽省です。北部となると接しているのは山東省。しかも阿財の故郷の名前も見えます。

お礼を言って新アイには帰ってもらいました。

3年勤めた現アイをやめさせる交渉に阿財登場

さぁ、どうやって現アイにやめてもらおうか。

まだまだ家に帰らない阿財に連絡。阿財もここ最近我が家のかかえるアイ問題を知っているので、アイを換える事には前向き。

でも、3年勤めたアイをやめさせるのは至難のワザ。

阿財が一番心配なのは「辞めて欲しいと伝えたらアイが逆切れして我が家に危害を加える事」です。

私は中国語のコミュニケーションができると言っても、細やかな気配りがある表現、人を不快にさせない言い回しをパーフェクトにできるかと言ったら、それは無理。私の言い方ひとつで現アイを逆上させて怒りだしたら・・・それを阿財は一番心配しています。

なので、阿財「私がアイと直接話します。私が帰ってくるまで待って。」

この席で阿財、アイにはハードル高めな要求をするそうです。

1.完全時給制。

タイムカードを導入して、その月に働いた時間でお給料を渡す。よって夏休みに仕事がない時期はお給料なし。←だって、私たちの仕事がなくても他の雇い主から6000元の固定給を既に貰っているんですもの。生活には困らない。

2.お年玉は完全に雇い主の「気持ち」。

アイが勝手に想定している1か月分はあげられないし、そもそもあげるかどうかも私たちの判断であることを確認。

3.今、月6000元もらっている雇い主が今のマンションから引っ越し予定でその雇い主についていくか、我が家に来て一日雇いにするか・・・という話を阿信にしてきたが、豆豆はあと1年半で幼稚園に上がるし、阿信は主婦なので一日雇いは考えていない。

阿信
この一日雇いを我が家がする場合、6500元じゃ全然安い!と言ってました・・・

以上の話をし、その条件を飲むなら我が家で今後も働いてもよし。できないならサヨウナラということです。

私の予想では現アイは6000元の雇い主にくっついてこのマンションを出ていくことになるんじゃないかなーと思いますが。

これらの話を「アイのプライドを傷つけずに淡々と話す」ことが大事なんだとか。

阿財、これまで総経理として幾多の中国人スタッフの「俺のボーナス低すぎる!」クレームをボーナス支給後数か月に渡って引き受け、ついには「今後何をしてあげるかでなく、今従業員が抱えている不満話をじっくりきいてあげることが大事」という境地に達し、カフェでとつとつと不満を言う従業員の話を意識外に飛ばして、流れていたBGMが良かったとか帰宅後家族に話す阿財ですから今回もしっかりやってくれることでしょう。笑

ちなみにその時に阿財が良かったと感じたBGMはBEYONDの「光辉岁月」です。気になった方は検索してみてください。

さぁ、現アイに告げる準備は整いました

準備は整いました!

阿財、今週終わりには戻ってくるので、それから話し合いに臨みます。

新アイにはその話をして、「悪いけれどちょっと待ってもらえる?」と。今の掃除の仕事をそのまま続ければいいとのことで、ちょっと待つのことはできるそうです。

多くのアイって早く仕事を入れたいばかりに「早く約束しないと他の所へ行くよ」と契約を急ぐ人もいるのですが、この人はアイ以外のフルタイムの仕事中でしたので待てました。ラッキーでした。

というわけで現アイのエックスデーは今週末。果たして現アイの選択は?新アイ到来なるか?こうご期待!

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