2017年夏体験入学最終日、失敗したと思う事 - Axin(あしん)の日々徒然 in上海

2017年夏体験入学最終日、失敗したと思う事

本日、主な日本の学校は1学期の終業式の日ですね。

朝いつものように六斤を学校まで送りました。

数分遅れて学校に着いてしまいました。まずい、最終日に遅刻~。グラウンドには児童は誰もおらず。幸いな事に六斤クラスの担任の先生はまだ教室に入っておらず、「大丈夫!まだ間に合う!走ってゆけ~~!」と六斤にげきを飛ばしました。

で、まだ担任の先生に下校時刻を確認していなかったので、六斤のクラスの教室外でスタンバイ。一階にあるのでそのまま窓の下にいればよい手軽さ。

窓の下にいるとクラスの子供たちが寄ってきて「おはようございます」

「今日で六斤最後なのよ。今まで仲良くしてくれてありがとう。お世話になりました。」とクラスの子供たちにお礼を言うと

「えー、寂しいな」

「いつまでおるん?」

と。なんていい子たちだ・・・

すると一人の子が「夏休みは晴れていたら毎日プール解放するで。六斤ちゃんプール好きだから来たらええやん。」と。

おおー。そうなのーーー??

と話していたところに先生が教室に登場。帰りの時刻を確認し、六斤今日は自分で途中まで下校することにしていたので親の私が先生に会うのも今日が最後とということで先生にお礼とあいさつ。

ひねくれた私の父は「社交辞令」と言いますが、 笑

「来てくれてありがとう。クラスのみんなとても喜んでくれて。六斤ちゃんは人気者でした。来年もまた来てね。毎年来てもらってもう大歓迎よ。」と担任の先生に言ってもらいました。

もうこれで胸熱くなっちゃいました。

お礼を重ね重ね言って教室を後にしたところ朝の会が始まり、子どもたちが朝の歌を歌います。

歌は「花でかざって」

六斤が家でもこの歌を口ずさむので調べたところ長崎の学校で平和学習の折に歌われている歌でした。

花でかざってあげましょう
平和と愛とまごころの
熱いと叫んだあの子らの
声を忘れてしまわぬように
花でかざってあげましょう
平和と愛とまごころの

子どもたちの声でこの歌を聞き、原爆で犠牲になった、たくさんの子供たちへ思いを馳せると平和な時代と国に生きているこの身がとてもありがたく感じられます。

この気持ちを忘れないように、スマホで子供たちの歌声を録音しました。

何のへんてつもない運動場。かつては子どもたちが運動場を自由に走り回る事も出来なかった時代があったんです。
※私の実家は離島なので原爆の直接被害はなかったものの、空襲はあったそう。

今回の一時帰国、上海戻りは8月の初め。長崎の原爆の日より前に戻るのです。

9日は長崎県の子供たちは平和学習の為に登校日。2年前に六斤が日本の幼稚園に通園していた際もこの日は平和学習に参加していました。

今日は「平和学習」
六斤、幼稚園に復帰しました。 熱が下がってからは家の中に飽き飽きで、「もうインドアは嫌いになった。」と話してます。 今日は夏休み

どうして9日の平和学習を忘れてしまったのか、悔やまれます。

また夏にこの学校で体験入学できることにになったら、平和学習まで六斤を参加させてから上海に戻りたいです。
日本と中国のこと、六斤も大きくなったら色々知ること、思うところも出てくると思いますが、二つの国で知る一つの戦争の話がきっとこれからの六斤の価値観形成の糧になるんだと思います。

六斤、終業式で「お別れのあいさつ」をすることになっていて、昨晩練習していました。普段長ーい漢詩やら文をまる暗記させられている六斤、あいさつ文の暗記はまったく苦にならないそうですぐに覚えてました。これが中国ローカル校っ子の強み・・・

本当に、暖かく迎えてくれた子どもたち、学校の先生方に感謝です。
今日これっきりでお別れではなく、まだプールで会う機会が残っているのはうれしい。上海に戻ったら改めてお便りを書きます。

一時帰国の必須アイテム。高速WiFiルーター

一時帰国の時に必須なのがWiFiルーター。LINEやWechatといったチャットアプリの普及で日本の携帯電話がなくてもとりあえずネットさえ確保しておけば、家族や友人と連絡を取ることができます。

レンタルWiFiを決めるときのポイントは何と言っても「データ量が無制限」かどうか。容量気にせず中国の家族とビデオチャットを楽しめますよ!またYou tubeなどの動画もたくさん楽しめますし。

我が家もそうですが、一か月といった長期に渡って一時帰国となると気になるのがお値段。↓のプランですと、実質日額216円とお手頃価格。これなら気軽に借りれそうです。

「なんで中国で借りれるプランもあるのにあえて日本受け取り日本返却なの?」という疑問もわくかと思いますが、中国の空港での受け取りって我が家の様にいつも時間ギリギリで行動する人間には結構ツライんです。また、中国の空港での返却ですが、「ようやく到着した~さて帰りのタクシーの列に並ぼう」という時に返却しなきゃいけないのはちょっと手間・・・。

また阿信は過去にデポジットを返金されないトラブルにも遭っていてそういう交渉に骨が折れました。中国語ですし。日本で借りて日本で返却の方が楽ですよ!

また万一ですよ・・・使えなかった時の対応についても日本にある会社なので代替機の用意もすぐに手配できるでしょうし。

そういうわけで阿信はもっぱら日本国内でWiFiルーターをレンタルしてます。

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『2017年夏体験入学最終日、失敗したと思う事』へのコメント

  1. 名前:ree 投稿日:2017/07/21(金) 02:09:24 ID:1323b9979 返信

    アメリカでも原爆については毎年テレビで放送されるほどです。

    六斤ちゃんが将来日本と中国について・・・それってミックスに生まれた特権だと思っていますよ。

    義母のいとこはパールハーバーで亡くなっており、そう言う事も含めてうちの2人はお互いの国の視点から戦争を考える事が出来ているように思います。
    歴史に書いてあるのは、それぞれの国の立場から、じゃないですか?
    ミックスである事はそこから勉強が出来るんですもん。

    スパニッシュですが、ハイスクールでは同じ外国語を最低2年選択しなくちゃいけなくて、IBプログラムは4年なんです。
    娘は去年度フランス語だったんですが、来年度からIBに移る事となって、フランス語を4年取るよりもスパニッシュを4年取る方がフロリダ在住ならその方がいいので、それで夏休み中にスパニッシュ1を終わらせないといけないんです。
    興味と言うより半分はMustです(笑)。

    • 名前:axin 投稿日:2017/07/21(金) 05:02:21 ID:629763ad7 返信

      そうなのですね。アメリカも原爆の日の事は触れているのですね。
      「ミックスの特権」という言葉、前向きでいいなと感じました!
      そうです、「歴史」はその国の立場で書かれているのです。真実は一つのはずなのに、主観が入ってくるのですね。だから外交にまで影響する「歴史問題」が生まれて…。そんな事にも意識が普通に及ぶのが私たちのような家庭の特徴なんだと思います。まだまだ私も勉強が必要なところではありますが、子供と学んでいこうと思います。
      おお、ハイスクールで外国語が必修なんですね!IBプログラム、上海のインターでもちょくちょく聞く言葉です。六斤の志向によっては考えなくてはいけないかなー。ハリーポッター大好きってだけで、英語の勉強か好き、英語を話す国に行きたい!ってよく言ってます。