私、六斤を妊娠するまで「普通分娩の場合、いつお腹の赤ちゃんが生まれるか」という事を知らなかったという一般常識なし子。
※妊娠37~41週の間に陣痛や破水が起こり産院に行き出産という流れ
しかし女ってば大変・・・いつ産気づくか誰も知らないなんて。こりゃ生産期に入ったらうっかり遠出もできないですね。
目次
予定日にお産兆候なしも夜中に・・・
六斤の誕生日は予定日ちょうど。予定日ちょうどに生まれる確率は20%なんだそうです。
産院で「上の子が予定日ちょうどに生まれた場合、下の子の出産日はどんな傾向ですか?」と尋ねたところ
「予定日の数日前になりそうですね。」との回答でした。
今か今かとその日を待っていたのですが・・・
豆豆の予定日当日、出産の兆候はありませんでした。
義母から「六斤の時と違ってたくさん歩かないから予定日になっても生まれないんだ!」と言われたので
その日の午後は買い食いしつつずーっとブラブラ歩きまわってました。
その日はなんの兆候も感じず就寝。
妊娠も後期になると眠りが浅くなる(これは産後の夜間授乳への備えらしい)のと頻尿で夜間1~2回起きていたのですが、
この日も夜中に目が覚めました。
目が覚めて「ああ、いつものトイレか・・・」と思ったところ、
なんかお腹痛い
と気づきました。
いつもと違う痛みに気づく
きっとトイレだだと思いトイレに行ったら都合よく出たので。汚くてスミマセン。
おお、そうだったのか、なーるほど…ではオヤスミナサイ。と二度寝につこうとしたところ
ズーン、ズーンという痛み・・・
そう、妊婦になって久しく来ていないあの生理痛のような痛みが
これは・・・もしかして・・・まさか・・・陣痛??
時計を見ると午前2時過ぎ。草木も眠る丑三つ時だわ・
横で寝ている阿財を叩き起こし
「なんだかお腹痛い。陣痛来たかも。間隔計るわ。」
経産婦は10分おきの陣痛で来院との指示が出ています。破水は救急車とも。
で、リビングに出て計ってみると12~8分おきでした。これは来院レベル!
来院指示出る
ウェルビー(医療サービスの会社)へ電話すると「病院へ問い合わせます」とのことで折り返し待ち。
そうこうしていると義母や叔母もも起きてきました。
襲ってくる痛みには阿財に腰をさすってもらえると楽に感じるので、「波が来た来た!さすれ、さすれー!!」とやってもらい電話を待ちます。
阿財、普段私の肩も腰も全っ然!揉んでくれませんが、この「陣痛時の腰さすり」だけはゴッドハンドレベルに上手い。もうこの人なしにはお産したくないくらいですわ。笑
暫く経ってウェルビーからコールバックがあり
「経産婦でお産の進みも早そうですので来院くださいとのとこです」
来院指示来た!
思わず素朴な疑問。「こんな夜中にタクシーってつまかるものですか?」と聞くと
「どうにかして来て下さい・・・」と。アハハ~そうですよね。
まぁ、不夜城の上海。きっとタクシーもつかまるさ、とお産入院の為に準備しておいたスーツケースを阿財に引いてもらい外へ
出てみてビックリ。
いつもタクシーを拾っているマンションの入り口前の通りはタクシー全然走ってこない。
入り口の保安(ガードマン)に呼んでもらおうか・・・と思い尋ねるも
「タクシー乗るなら大通りまで出たら」とつれない返事。
オイオイ、こちとら陣痛が来てるんだよ!とすごみたくなりましたが、
「来た来た~!!腰さすって~」と迫りくる陣痛の波をヒイコラ迎え撃ちながら二人、大通りまで出ました。
で、大通り。
タクシーはおろか普通の車も走ってない。思ったよりも不夜城・上海じゃなかったよ。
きっと信号待ちだ・・・そうだ・・・とその先にある交差点を見つめ待つこと5分くらい。
遂に空車のタクシーが数台こちらへ向かってきました!
数台通り過ぎていきましたがその後1台停まってくれ・・・。
阿財が助手席に乗り込み、私は後ろの席に
乗ろうとしたらば
陣
痛
キ
ターーー!!
歩いているうちに痛みの感覚が短くなった気がする・・・こりゃあれだね、産院でお産が進まない妊婦に歩けって指示が出るっていうけどマジだわ・・・。
阿財「早く乗ってください!」
私「ヒー。今ちょうど痛みが・・・ちょっと待ってヨ・・・」
ようやくタクシーに乗れて病院へ
こうしてようやく乗り込んだタクシー。
車も少ないのでほどなくして病院に到着。
タクシーを降りて病院の真ん前で
陣
痛
キ
ター!!
となり「ちょっと腰さすって!」
阿財慌ててさするも
「病院の前でこんなことしているなんて、痴漢だと思われるから嫌です。」と言ってすぐにやめてしまい
「ちょ、ちょっと、ちゃんとやってよ~~!!」と私の怒りを買いました。この一大事に何言ってるんだ。さすれ!
病院の門で守衛に「陣痛来てます」と話して病院に入りました。
「そうだ。今のうちに腹ごしらえだ。」と思い、入口の売店でパンとジュース、水を購入。売店が24時間やっているのは意外でした。
エレベーターに乗り込む前にまたもや
陣
痛
キター!となり
阿財「早く乗ってください」
「ちょ・・・ちょっと待ってよ・・・」と入口で固まってしまってました・・・。ホント、痛いとき無理だからさ・・・
そうして通されたLDR
分娩室がある階まで行き、スタッフに名前を告げるとLDRに通されました。
ワーオ。人生初のLDRだわ。さすが国際和平。
LDR(エルディーアール)
陣痛(Labor)から、分娩(Delivery)、産後の回復(Recovery)までを同じ部屋で過ごすお産の方法です。医療設備も備えた入院室で、分娩時にはベッドが分娩台に早変わりします。その後は再びベッドになり、産後の回復期もそれに続く入院生活も送ることができます。分娩時以外、医療機器は収納されているので、自宅の寝室のような家庭的な雰囲気の中で過ごすことができます。また、お産の進行によって分娩室に移動する必要もないので、精神的にも肉体的にも負担が軽くなります。ただし、設備がある産院は限られており、入院費もやや高めになります。
出典:たまひよnet 「みんなの出産用語辞典」「LDR」より
病院のパジャマに着替え、陣痛が来ているかの確認の為の分娩監視装置がお腹に着けられました。
全体を撮る余裕はなかったのですが、ベッドに寝転んだ私目線ではこんな感じ。入院室と同じ作りの部屋です。
「ほう、陣痛促進剤は中国語で『催産素』というのか。」とこの時思いました。
ピンクの布団の右端にちろっと見える赤いものは母子手帳。
分娩監視装置でいい陣痛が来ていてお産が近いと判断されればそのまま入院になるとのことでしばし測定されます。
この続きはこちら