三伏天ってなんだろう - Axin(あしん)の日々徒然 in上海

三伏天ってなんだろう

ここ数日中国のネットを見ていると出てくる言葉。

三伏天

暦上の言葉なんだそうですが、私、昨年とんとこの言葉気づきませんでした。

上海は昨日梅雨明け(出梅)し、本格的な夏の到来!なのだそうですが、

出梅のあとに来るのが三伏。

今年三伏40天
(今年の三伏は40日間)

长达40天的三伏天一开始
(40日間に渡る三伏が始まったばかり)

(°Д°;≡°Д°;)なに、なに三伏ってなによ??

というわけで百度サマに尋ねてみました(=百度で検索する)。

三伏天は小暑と立秋の間にあり、一年の中で最も気温と湿気が高く蒸し暑い期間。

伏とは潜伏するの意味。三伏天の伏は「邪」が潜んでいる事、「邪」とは中国医学の「風、寒、暑、湿、燥、火」の中の暑邪を指す、と。

※中医の観点からはこの6つの自然的要因が病気を引き起こすという考えにあります。

伏天は太陰暦の三伏天であり、一年で最も暑い期間を指す。

ソースは百度百科の「三伏天」

ほほ~。分かってきたぞ。

で、今年の期間ですが、

7月13日~8月21日の40日間。

この40日間も3段階に分けられます。

初伏:7/13-7/22(10日間)
中伏:7/23-8/11(20日間)
末伏:8/12-8/21(10日間)

この期間は暑さに負けない養生の仕方があり、代表的な物は食べ物。

この時期のお勧めの食べ物として

头伏饺子,二伏面,三伏烙饼摊鸡蛋(初伏は餃子、中伏は麺、三伏は烙饼摊鸡蛋)

と言われるそうですが、

烙饼摊鸡蛋(lao4bing3tan1ji1dan4)ってなんぞや??

と検索。タマゴ入れた餅(お焼き)ですね・・・。餅は中国北方の主食です。

これらを食べなさい、という事だそうです。

他にも農家向けの言葉で

头伏萝卜二伏菜,三伏还能种荞麦(初伏はダイコン、中伏は白菜、三伏は蕎麦)

とありますが、これは食べるのではなくて、植える方です。

あとこの期間のお勧めとしては、

沢山水を飲み、甘いもの・酸っぱいものをよく食べて脾を養う。
ヤマイモ、ハトムギ、パイナップル、スイカなど。

(中医的な「脾」の考え方についてはこちらを参考に~漢方クリニックのリンクです)

タンパク質豊富な豆類もいいそうです。

またこの時期「お灸」をして冬の時期の各種疾病対策をする、という風習もあるそうです。

夏は身体の陽の気が旺盛なので、お灸をすることで免疫力を高め、冬に掛かりやすい気管支炎、喘息などの病気対策になると。

・・・・・

しまった、中医の先生からお灸も渡されていたのに、今回忘れた。小米ブレスといい、iPhoneといい、今回の一時帰国は忘れ物が目立つ(´・ω・`)

(タオバオで探してみましたが)ちょうどこんな感じのセットなんですけれどね~。

確かに冬場(最近は冬場のみならず先月位まで悩まされましたが)、私は咳が出ます。

というわけで、三伏天の事がわかり、スッキリしましたわい( ̄▽+ ̄*)

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